ドーナツにもいろいろあるが、ふわっとしたタイプを食べたい時に重宝するのが『クリスピー・クリーム・ドーナツ』だ。しかし、記者の暮らす県には店舗がない。
故に都会に出かけた際に買って帰る、というちょっと特別なドーナツだった。そう……これまでは。
現代社会というものは、どんどんと利便性が良くなるものでなんと! 近場のスーパーでも安定して、クリスピー・クリーム・ドーナツが手に入るようになった。えらいことである。
・いつでも気軽に買えちゃうケースが出現
2024年2月現在、クリスピー・クリーム・ドーナツの公式サイトによれば、全国に約70の店舗を有しているようだ。それだけあるならば47都道府県に、均等に配置してくれていれば良いのにと思うものの、現実は厳しい。
多くが都会で人が集まるところに作られている。食べたいなと思った時にすぐには叶わず、こんな時ばかりは都会暮らしの人を羨ましく思ったりするものだ。
まあ仕方がないと諦めていたのだが、最近になってイオンなどで出張販売をしている姿を見かけるようになった。どこかからかドーナツを持ってきて、その場で売ってくれるスタイルだ。
しかしやはりタイミングがモノを言うところがあり、いつでも気軽に購入できる訳ではない。運良く出会えればラッキー、くらいなものである。やはり田舎では、クリスピー・クリーム・ドーナツはレアな存在なのだ。
そんなことを考えていた、ある日のこと。いつもは行かないが、そこそこ最寄りのイオン系列のスーパーに、なんとなく足を運んでみた。
するとそこに、クリスピー・クリーム・ドーナツのショーケースが設置されているではないか。中を覗くと、あのドーナツが無防備に並んでいる。
まさかこんなところで、こんなフランクな状態のクリスピー・クリーム・ドーナツを拝めるだなんて。これって、いつでも気軽に、クリスピー・クリーム・ドーナツが買えちゃうってコト……!?
・普段の買い物のついでに手に入る
無人のショーケースにはオリジナル・グレーズドをはじめ、期間限定らしきドーナツも並んでいる。オリジナル・グレーズドは税込でひとつ205.20円だったので、店舗で購入する場合と違いはない。
箱入りも置いてあったりと、ちょっとした手土産にも使えちゃう便利の良さ。普段近くに店舗がない記者のような人に渡すと、絶対に喜ばれる。間違いない。
購入方法は簡単でショーケースから欲しいだけ取り出し、置いてある袋か箱に入れてレジに持って行くだけ。そこで会計をして終わりだ。
つまりスーパーの商品のひとつ、という扱いなのだろう。これならば普段の買い物のついでに手に入るし、かなり便利。今すぐ、全スーパーにこのショーケースを設置してほしいくらいだ。
自宅に帰りさっそくオリジナル・グレーズドを食べてみたが、店舗で買ったものとなんら変わりなく美味しい。使い勝手だけでなく、全てにおいてこのショーケースシステム、とても良いではないか。
しかし試験的なものだったり、限られた店舗のみでの販売だったら悲しい。そう思い、クリスピー・クリーム・ドーナツにそのあたりのことを問い合わせてみた。
すると、ショーケースは限定的なものでなく今後も設置エリアを拡大していくという嬉しい返事をくださったのだ。やったね……!!
今まで近隣にクリスピー・クリーム・ドーナツがなかった人にとって、これ以上の朗報はないだろう。全都道府県にクリスピー・クリーム・ドーナツが行き渡る日も、きっと近い。
これまでは立地ゆえにクリスピー・クリーム・ドーナツと縁が薄かった記者のような人は、満を持して待つべし。もうすぐ簡単に、あのフワフワドーナツが手に入る日が(多分)来るぞ。
参考リンク:クリスピー・クリーム・ドーナツ
執筆:K.Masami
Photo:Rocketnews24.