公開から3日間で63万人を動員し、売り上げが10.6億を突破。ガンダムシリーズ史上最高の興行収入も視野に入りそうな映画『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』。

私も初日に映画館で見たが、ガチでガンダムSEEDシリーズを1度でも見たことがある全員に強くお勧めしたい、凄まじく盛り上がる映画だ! 

まだ公開から4日目なので、ネタバレは厳禁だと思うが……えっ? 公式が早くもネタバレ解禁!? 嘘だろ……と思って見に行ったら本当だった。もちろんあの機体も解禁され、注目をかっさらっている。

・新作プラモ

この記事は映画のネタバレしか含まれていない。世界情勢的に今さらかもしれないが、未視聴の方は気をつけて頂きたい。少しスペースを空けてから、本題に入ろう。


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早い、早すぎる! あまりの速度に、ナチュラルの私は全くついていけなかった

ネタバレ解禁は1週間後くらいで、そこから関連する新作プラモとかが出るのではないかと思っていた。

しかし2024年1月29日の午前11時に、BANDAI SPIRITS ホビー事業部が、公式Xにて警告射撃無しに「劇場版公開記念パッケージ HG デスティニーガンダムSpecⅡ[クリアカラー]」を射出!

デスティニーガンダムSpecⅡは、「機動戦士ガンダムSEED FREEDOM」の終盤で主人公の1人であるシン・アスカが乗り込む、超ネタバレな機体

そこから連続で、「マイティーストライクフリーダムガンダム」と「インフィニットジャスティスガンダム弐式」のガンプラ情報も、パイロット名と合わせて射出!!

映画を視聴済みのファンたちはあまりの速度におののき、未視聴だったファンたちも、この3機からだいたいを察した月曜日の午前。

プラモ側からのネタバレに全員が色々な方向で「あっ……」となる中で、ガンダムSEED公式も新モビルスーツの設定画や搭乗者などを公式HPに掲載!!

公式HPでは一応「ネタバレアリ!」と穏健派っぽいムーヴをみせているが、公式Xのトップにネタバレ多数の新トレーラーをピン止めしているので、根は武闘派と見て間違いない。

映画公開から週末を挟んだだけで、超爆速でのネタバレ解禁である。さすが俺たちのガンダムSEEDだ。常に予想を超えてくる


・ズゴック

先制攻撃でレクイエムを撃ちこむがごとき公式のムーヴを前に、我々ナチュラルが止まることはない。

SNSでは、これまで多少は隠す努力がされていた、あらゆる新型兵器が飛び交う事態となっている。

この流れの中、劇中であまりにも凄かったズゴックもまた、当然話題にされることに。

Xでは絶賛トレンド入り。メガ粒子砲とセットになっている点が、ほぼ全てを物語っている。


『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』では、宇宙世紀の機体と同じ名前を持つ機体が登場している。ゲルググやギャンがそうだ。

しかし、それらは「ゲルググメナース」「ギャンシュトローム」と、宇宙世紀のそれとは別物であると判断できる単語が名前の後ろについている。

だが、ズゴックだけはSEEDでも「ズゴック」……! 時空を超えたズゴック。

カラーリング的にも戦闘シーンの動き的にもシャア専用ズゴックだったが、本劇ではアスラン専用ズゴックとでも呼ぶべきものなのだろう。

クッソ真面目な顔で登場したアスランの機体がズゴックだったシーンでは、シリアスな場面だったのに笑いを堪えられなかった観客が複数。

キラがフリーダムに乗り込み、ウッキウキのシンがデスティニーで出る中、アスランが頑なにズゴックだった時の「お前、嘘やろ?」感。

え、まだズゴック? もう上映時間終わるぞ? えっ? と思いきや、最後の最後でズゴックをパージ!

中から「インフィニットジャスティスガンダム弐式」が出てきた瞬間の「うぉぉぉぉおおおおおおおお!!!」という感じ。全員が脳を焼かれたことだろう。

何だかんだで、映画のおいしいところの7割くらいは占めていたかもしれないアスランのズゴック。


・フリーダム

ちなみにこのズゴックがガワだけのハリボテではないことは、パンフで明らかになっていた。ミサイルやメガ粒子砲を装備しているのだ。

ズゴックと一緒にメガ粒子砲がトレンド入りしているのは、この情報も公式HPでネタバレ解禁されたからだと思われる。

そして、SEEDでメガ粒子砲を装備しているのは、恐らく映像作品ではこのズゴックが初だと思われる点もまた、注目度を高めている。

メガ粒子砲は宇宙世紀の兵器。あちらではミノフスキー粒子をエネルギーに変換して撃ちだす兵器だったが、時空が違うSEED世界にミノフスキー粒子は無いはず。

きっと別の「メガ粒子」を撃つのだろう。唐突に出てきた新しすぎる兵器に、ファンの間で戸惑いが広がっているもよう。

何にせよ名前や武装を含めたその存在そのものといい、活躍の仕方といい、全てがフリーダムすぎるアスランのズゴック

個人的には、その手の設定的な細かいツッコミどころはこの際どうでもいいと思っている。

それよりも、中にジャスティスが入るズゴックのプラモが実現するのかどうかだけが気になっている。

まあ肩とか、どうやって入るんだみたいな疑問はあるが、まだ無理とは思いたくない

絶対に収まりきらないジャスティスのトサカ部分は、しっかりとズゴックから出しているのだ。他の部位をどうにかできる算段が付いているという希望。

私の中にあなたはいて、あなたの中に私もいて、1/144ズゴックの中に1/144ジャスティスがいる……そう信じたい。

参考リンク:機動戦士ガンダムSEED FREEDOM
執筆:江川資具
Photo:RocketNews24.
Screenshot:X

▼新規カット解禁!


▼デスティニーガンダムSpecⅡ[クリアカラー]


▼マイティーストライクフリーダムガンダム


▼インフィニットジャスティスガンダム弐式