ジャンボ! ケニアの首都ナイロビでタクシー運転手やっているチャオスだよ。
私のライフワークはポテ活(うまいポテト屋さんを探しにくこと)だ。
今日も愛車ラウム(日産)で南バイパス沿いを走っていると、気になる店を発見。
その名も「H and Aフィッシュアンドチップス」。もちろんポテトもあるだろう……と店に入ってみると、
\あった!/
……けど、ちっとんべ(少し)しかない。
でも、私が求めるのはポテトだけなので、女性店員さんに「ポテトひとつ」とオーダーすると、彼女は「この中に入っているポテトは冷たすぎるから、温める必要があります。待てますか?」と言った。
待つよ、待つ。待っている最中にいろいろ観察したり、いろいろ考えるのも「ポテ活」のうち。
それにしても、変な店だ。
店が狭すぎるのは、遠目からもわかる。でも……
通された席が、道を挟んで店の向こう側って、なかなか珍しい気がするんだ。
こういう経験を楽しむのもポテ活の一部。安いポテトを通して、私は様々な体験をしている。それがなにより面白い。
やがてポテトがやってきた。
非常に見た目の良いポテトだ。添えてあるのはトマトケチャップ、チリソース、そして塩。
さっそく食べてみると──
なるほど。
なるほどです。(理解)
まず。
私の娘の言葉(表現)を借りるならば、トマトケチャップは軽すぎる。ほぼ水。うっすらとトマトの味がする、ほぼ水だ。
そしてチリソースは、辛いというより、非常に苦い。チリソースというよりビターソース。
んでもって肝心のポテトだが……
見てわかる通り、非常に丁寧に作られたポテトである。見栄え的には最高。「よく調理されている」と言っても良いポテトだ。
ただひとつ。足りたいことがあった。それは……
うまくないんだ。
見た目最高。太さも最高。揚げ具合も最高。食感も最高。ポテトに関しては、そこまで完璧すぎるのに、肝心の「味」のポイントがゼロなのだった。
店から遠く離れた席にポツンと座り、うまくないポテトを食べ進めていると、私はあることに気がついた。
向こう側(店側)の席は、太陽の直射日光がダイレクトに当たる、非常にサマーモードな席だった。
若けりゃいいけど、少し落ち着いた私くらいの年齢だったら、日陰くらいがちょうど良い。
店員さんが空いている皿を片付けに来たので、なぜ日よけが無いのか聴いてみたところ、
「ちょうど今、オーナーが日よけを注文しています。なので数日後には、あちらの席も日陰になる予定です」
──特に面白い答えは返ってこなかった。
ちなみに食後、お腹の中に少量のガスが発生した。しかしトイレに行き用を足すと、ガスの発生はおさまった。
ポテトの価格は1皿100kes(93円)。今度は魚のフライのほうを食べてみようかな。では、クワヘリ!
執筆:チャオス(カンバ族)
超訳:GO羽鳥
Photo:RocketNews24.
▼リクエストボックスに質問などを送ってもらえるとチャオス喜びます。よろしくお願いします!