うわぁ〜、天気雨だ〜!! 都内のキッズたちが空を見上げながらそう喋っているのを聞いて、ドキッとした。
天気雨、つまり晴れているのに雨が降る状態を指すのだが、福岡県の田舎出身の私はそのことを「キツネの嫁入り」と呼び続けてきたのだ。シティキッズたちと違う……これはもしかしてカルチャーショックってやつなのか……!?
・異なる呼び方
なんだかヒヤリとしたことですぐさま検索。そしたらウェザーニュースに「晴れているのに、雨が降るときの表現は?」なるアンケートをとった結果が掲載されていた。どれどれ……
詳細はHPをご覧いただきたいが、関西地域は「キツネの嫁入り」と呼ぶケースが多いもよう。そして関東より北、それから四国だと「天気雨」というみたいである。
ちなみに私の福岡県は「天気雨」が多かった。どうやら私の育った地域がたまたま「キツネ」派だったらしく、呼び名は人によって細かく変わってきそうな感じがする。
実際、サンプルこそ少ないながらも編集部メンバー9人に聞いてみたところ……
天気雨(島根)
天気雨(埼玉)
お天気雨、もしくはキツネの嫁入り(千葉)
天気雨(北海道)
キツネの嫁入り(大阪)
天気雨(京都)
天気雨(東京)
天気雨とかキツネの嫁入りとか(長崎)
お天気雨(東京)
──といった感じでかなりバラバラで、中には両方使うという二刀流メンバーもいた。興味深かったのは大阪と京都で割れたこと。ともにアンケートだと80%以上が「キツネの嫁入り」な地域だったなか、天気雨というところが実際にあったのだから。
私の福岡県然り、この感じだと少し離れただけで呼び名が違うなんてことも全然ありそうな気がする。基本的にどちらでも通じるのにちょっとした距離で変わるのだから不思議なものである。
・カルチャーショックじゃなかった
てなワケで、よく考えたらカルチャーショックでも何でもなかったこの呼び名。あくまで割合が多いかどうか、最終的には住んでいる地域と人によって変わってくるものだった。
ちなみにキツネの嫁入り(天気雨)の仕組みについて調べてみても面白い結果が出てくる。なるほどなぁ〜これが解明できない時代もあったからキツネかぁ〜とも思わされるので興味ある人はぜひ調べてみてほしい。