元旦の朝の秋葉原は行列の宝庫である。長蛇の列ができるヨドバシカメラをはじめ、ラジオ会館やソフマップなど歩けば行列にぶち当たるレベル。なぜかパチンコ屋にも長蛇の列ができていたりするし。
そんな中、特に並ばずにフラッと買ったデジカメ福箱が凄い良かったのがビックカメラAKIBA。一昨年のその経験が忘れられず、去年は朝から並ぶも撃沈した。しかし、私(中澤)はただでは沈まない。そう、行列ができる前から2時間並んだことによりデータを手にすることができたのである。
・去年のビックカメラ行列おさらい
2023年のビックカメラAKIBAの福袋行列レポでお伝えしたのは、0から大行列になるまでの過程であった。詳細は以前の記事でご確認していただければと思うが、ざっくりおさらいすると行列は以下のようなスケジュールで形成されていたのである。
7時:行列なし 10人程度
7時50分:受付設置 30人程度
8時:列整備で人口爆発 100人
8時30分:雪だるま式に増えていく 200~300人?
9時直前:秋葉原最大級へ
・並ばず買えた一昨年と並んでも買えなかった去年
前述の通り一昨年はオープンした後「限定5台デジカメセットの福箱(2万9800円)」を買うことができたので、残っていれば並ばなくとも買える。しかし、昨年は欲しかった「SIMフリースマホ」が抽選だったので、早く並んだにもかかわらず抽選でハズレてしまった。
そう、ビックカメラの福箱は抽選商品と先着商品がある。確実に買えるのは先着商品なのだが、この先着商品ってやっぱり早くなくなるのだろうか?
・分からなかったこと
実は去年はINが早すぎて、私が選ぶ時は全部残っていたので、そこら辺が分からなかったのである。どうしても欲しいものがある場合は7時50分くらいに行くのがベストかとは思われるが、できればそんなに早く動きたくない。元旦だし。冬だし。買うまで長いし。
そこで今年は8時20分くらいにビックカメラ裏の広場に行ってみた。すでに受付が設置されており列が整備されている。列に並ぶと割り込み防止券は86番だったので人の増える時間割はやはり大きくは変わらない様子。
・ギリギリを攻める
去年買おうと思っていた「SIMフリースマホ福箱」が2024年は先着商品になっている。税込2万1800円と税込24800円の2つの福箱があってそれぞれ先着10名。これは渡りに船。な・の・だ・が! 86番まで残っているだろうか?
9時になると進みだす行列。どうやら受付が始まったようだ。ふと振り返るとやはり行列は200~300人に膨れ上がっていた。この辺りのスケジュール感も去年通りである。
・福箱の残状況
今となっては行列の中盤くらいである私。前の列が消化されるまでにそこまで時間はかからず、14分で受付までたどり着いた。さて、「SIMフリースマホ福箱2024」はあるのか? 店員さんが持っている福箱のチラシには結構完売の「×」がついているが……
2セットともまだ生き残っている!
っていうか、思っていたより先着商品が残っている。これにより分かったのは、抽選とか先着とか関係なく、コスパの良いカメラとかパソコンから完売していくっぽいということ。スマホセットだけじゃなくSwitchの福箱もワイヤレスイヤホン福箱も残ってるから選択肢はある。
・ビックカメラAKIBAの元旦の福箱を買う参考に
ちなみに、9時の受付が終わった後はほとんどが完売しており、シェーバーとか残り物オーラが漂っていた。ギリ選べた8時20分INはひょっとしたらベストだったのかもしれない。
福袋行列って何時から始まってるか分からないし、先着順なんてどこまで残ってるか分からないものだ。というわけで、前回のデータも踏まえて、この2年の記録がビックカメラAKIBAに並ぶ人の参考になれば幸いである。
・SIMフリースマホ福袋2024に入ってた機種
なお、私は2万1800円の方の「SIMフリースマホ福箱2024」を購入したのだが、これに入っていた機種はXiaomi Japanの「Redmi Note 11 Pro 5G」だった。
軽く検索したところ、中古品で2万4000円から3万円、Amazonで新品3万4402くらい。福袋としては驚くほどコスパが良いというわけではないが、いまだにiPhoneXの64GBを使っている私としては、容量が128GBなだけで十分だ。
しかも、カメラはレンズが4つくらいついてるし、むしろテンション爆上がりである。ちょうど、iPhoneが頑なにSDカードを導入しないことにイラついてたところだし、この機会にiPhone離れするのも良いかもしれない。
執筆:中澤星児
Photo:Rocketnews24.