都内で働く知人が「結局のところ、小町食堂が1番落ち着く」と熱心に語っていた。小町食堂とは “おかずを自由に選べる24時間営業の食堂” で、都内に5店舗展開しているという。常時60品目以上のメニューが揃っているのが特徴なのだとか。

そんなに言うならいつか機会があれば……と思っていたら、たまたま西新宿駅の近くで店舗を発見。早朝だったこともあって周りの飲食店がやっていなかったので入ってみることに。サラリーマンの楽園のような佇まいで、なんだか落ち着くという気持ちも分かる気がした。

・西新宿 小町食堂

西新宿駅から歩いて7〜8分の場所にある「西新宿小町食堂」。店内をチラッとのぞいてみると、朝から1杯やっているオッチャンたちの姿が確認できた。24時間営業の食堂らしい風景である。看板によると飲み放題メニューもあるらしい。

中に入ると、カウンターにおかずがズラリと並んでいる。朝早いせいか品数は少ないものの「玉子焼き」や「さばの塩焼き」といった人気メニューは残っていた。こういうタイプのお店は、ついおかずを取りすぎてしまうから気をつけなければならない。

季節限定「おひとり様用の鍋」は売り切れていた……残念。ちなみにテイクアウトのランキングは1位が「豚汁」で、2位が「ひじき」とのこと。とにかく和洋中問わず揃っているので、毎日でも飽きることはなさそうだ。

おかずを選んだらご飯のサイズを選ぶ。大220円・中170円・小140円。なかなか良心的な価格設定だ。ご飯を待っている間におかずを温めてもらえる。お会計は後払いとのこと。


・豪華朝食が完成

というわけで、今日の朝食はこんな感じ。ご飯(中)・豚汁(170円)・塩さば(390円)・納豆(120円)・玉子焼き(250円)の計5品で1100円。うむ、かなり豪華な朝食である。


豚汁はかなり具沢山で食べ応え抜群。これで170円だから安い。おかずにもなるし、ガッツリ食べることで体の芯から温まる。


納豆もどっさり。ご飯・納豆・豚汁の組み合わせでも十分なくらいだ。


さばの塩焼きはふっくらしっとり仕上がっている。さすが定食屋さんの定番メニュー、頼んでおいて正解だった。


同じく定番・玉子焼きも脇役とは思えない存在感。出汁がしっかりとしみ込んでいる。見た目の通り、厚みがあるから少量サイズを選んでも良かったかも。


・落ち着いた

というわけで、一言でいえば最高だった。おかずの種類が多く、24時間営業でちょっとした飲みにも使える。職場近くに店舗があれば通うだろう。かなり落ち着くので機会があれば、ぜひ利用してみてほしい。良い店を教えてもらった。


・今回ご紹介した飲食店の詳細データ

店名西新宿 小町食堂
住所:東京都新宿区西新宿6-25-16
時間:24時間営業

執筆:砂子間正貫
Photo:RocketNews24.