今月も “ガッツリ系” 最強チェーン店「伝説のすた丼屋」から、その名に勝るとも劣らないギッタギタの脂質モンスターが、2023年10月2日をもって世に放たれてしまった。その新メニューとは「大阪焼肉風 牛ホルモンすたみなカルビ」というシリーズの商品だ。
先月の「北海道月見すた丼シリーズ」に引き続いて、メニューは3種類。『豪快すたみな にくニク焼肉丼(税込1180円)』、『唐揚げ合盛り 豪快すたみな にくニク焼肉丼(税込1480円)』、『豪快すたみな にくニク焼肉丼 W盛り(税込1780円)』というラインナップ。
そして、今回も3種類の中で最重量の『豪快すたみな にくニク焼肉丼』の2倍近く、約300gの焼肉が乗った『豪快すたみな にくニク焼肉丼 W盛り』にチャレンジしたぞ! 果たしてどんな展開だったのか、見ていただこう。
・最狂の脂質モンスター
10月の新メニュー発売日当日、地元にある「伝説のすた丼屋 京成船橋駅店」に足を運んだ。
今回は「牛カルビ×ホルモン」という、脂質たっぷりの組み合わせ。さらにニンニクをガッツリ効かせた「旨辛炭火焼肉ダレ」で味付けという、外食チェーン業界では最狂レベルの高脂質メニューということが容易に想像できる。
店内に入り、さっそくお目当てである『豪快すたみな にくニク焼肉丼 W盛り』の食券を購入。
そして今回は、さらに「飯増し」をプラス。
これは前回、「北海道月見すた丼シリーズ」で厳選肩ロースが360g乗った『でっかいどう月見すた丼』にチャレンジした際、あまりの肉の多さに、圧倒的にご飯が足りなくなってしまう事態に陥ったからだ。今回も肉が300gということで、確実に頼んだ方が良さそうだろうと判断した。
・いざ実食!
待つこと約5分。番号札が読み上げられ、モンスターが姿を現した。
えっ? ヤバくね??
想像以上に脂のギトギト感がすごい。むしろ神々しいまでの、まばゆい光にも見えてきた。
この脂の塊とも言える、トロトロのホルモン。
そして、脂が十分に乗った牛カルビ。
この最狂コンビを白米に乗せ、箸ではなくレンゲでいただく。
うーん、背徳……!
明らかに健康診断前日に食べてはいけないであろう「高カロリー+高脂質メニュー」。
だが、その後ろめたさが美味さを引き立てる。そして今回は「飯増し」もしているため、完食後の自分の状態はどうなってしまうのだろうか?
そして半分まで、一気に食べ進めていく。
・味変の末に……
ここで味変すべく、まずは卵を投入。
トロッと、丼にかけて……
口に運ぶと……
ぶっちゃけ、器半分で胸焼けっぽくなりかけたが、卵を入れたことでマイルドに中和された。よし! まだまだいけるぞ!!
その後、さらにニンニクを注入。
ガブっと一口。
罪深き。
ニンニクがガッツリ効いた「旨辛炭火焼肉ダレ」にプラスオンのニンニクで食べる脂質モンスター。この後のマウスウォッシュは必須だ。
次に豆板醤を投入してみる。
はたして、合うのか?
うん、なかなかの変化球。
合うかどうかと聞かれると、「合わなくはない」といった微妙な回答になるが、味変にはちょうどいいのではないか? と思う。
そして、あっという間にあと一口。
あれだけ食べ切れるのか心配だった脂質モンスターとも、この一口で別れを告げる。
で、丼は完食。
最後に味噌汁で、脂とニンニクで荒れ狂った口の中を清める。
ごちそうさまでした!
──というわけで、食レポは以上だ。今回の『豪快すたみな にくニク焼肉丼 W盛り』は「飯増し」でチャレンジしたわけだが、相手が相手だけに、その後の胸焼けは避けられなかった。だが、それが背徳をストレス解消としている私みたいな人間には、ピッタリなメニューと言えよう。
毎日食べられるものではないが、週末に自分へのご褒美として機会があれば、この脂質モンスターと対峙してみるのも面白いと思った次第だ。
参考リンク:伝説のすた丼屋
執筆:耕平
Photo:RocketNews24.