東京駅の構内に「カニの化石」があるらしい。数年前に話題になったそうで、知り合いがさも自分が発見したかのように話していた。実際に調べてみると「東京駅構内の石材の中から約3000年前に絶滅したカニの祖先(神戸新聞NEXT)」という約2年前の記事を発見。おいマジなのかよ。

というわけで、実物を見るために東京駅へ。さらに「ごまたまごの左側あたり」「新幹線南のりかえ口」「ecute Tokyo(エキュート東京)の入口付近の柱」という手掛かりもゲット。夏休みの自由研究気分で駅構内を探検してきました!

・東京駅

さあ、丸の内南口から探検スタート。丸の内南口といえば、切符売場付近の床にポツリと不思議なマークが埋め込まれていることも有名。

こちらは1921年(大正10年)11月4日に、原敬(はらたかし)首相が襲撃された現場だ。短刀で右胸を刺された原首相は駅長室で手当を受けたものの、ほぼ即死状態だったという。悲劇を忘れないために印を残したそうだ。

なお、以前の記事でお伝えしたが、駅構内にはマークがもう1つある。つまり東京駅には乗り降りするだけではもったいない秘密が数多く隠されているってこと。カニの化石もその1つと言えるだろう。



・新幹線南のりかえ口へ

ヒントを頼りに「新幹線南のりかえ口」にやってきた。新幹線で東京駅にやってきた気分で南のりかえ口前の階段をおりると……正面に見えるのは「エキュート東京」。めちゃめちゃ順調だ。カニの化石はすぐに見つかるだろう。

しかし「ごまだんご」が見つからない。もしかしたら話題になった2021年と今(2023年7月)では、お店や看板の配置が変わっているのかも。こうなったら順番に南のりかえ口前の柱を確認していくしかない。

「ショコラひよこ子」や「銀座ねんりん家」の柱にカニは確認できず。いや、カニと言われればカニかも……みたいな模様はなくもないのだが、どれも「カニ発見!」と高らかに宣言できるほどではない。


もうちょい移動してみるか……と思ったその時だった


「ごまたまご」の広告を発見ッ!!!!


「ごまたまごの左側あたり」という手掛かりが本当だとすると、この広告の左側にカニの化石があるはずだ。一体どこに……?


…………


カニ!


近くから見ると、たしかにカニだ。カニの輪郭がはっきり確認できる。カニらしくハサミを上げているぞ。ってか、発見者はこれをよく見つけたな……と感心してしまう。



・化石にはロマンがある

んで、同じ石柱に貨幣石(形状が硬貨に似ているので、そう呼ばれている)があるため、その時代(古第三紀)のカニなのでは……ということらしい。全然知識がなくても、こうやって目の前のカニの化石を眺めているだけでもロマンを感じるものだ

くり返しになるが、東京駅には数多くの秘密が隠されているので、たまには時間をかけて見て回ってみてはどうだろうか。化石に興味のある方はもちろん、夏休みの自由研究のテーマが決まっていない方にもおすすめ。ぜひ!


参考リンク:東京駅
執筆:砂子間正貫
Photo:RocketNews24.
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