2023年5月17日、クリスピー・クリーム・ドーナツは日本初上陸となる「オリジナル・グレーズド ソフトクリーム」の発売を開始した。本国アメリカでは2022年6月から販売を開始しているとのことだが、他国に進出するのは今回が初だという。
大定番のオリジナル・グレーズドがソフトクリームになっただと……無茶しやがって! ……がメッチャ食べてみたい!! というわけでクリスピー・クリーム・ドーナツ「東京国際フォーラム店」に直行したところ、私(サンジュン)のウキウキ気分はアッサリと破壊されたのであった。
・「オリジナル・グレーズドがそのままソフトクリームになりました」
5月17日から「オリジナル・グレーズド ソフトクリーム」を発売開始したのは、クリスピー・クリーム・ドーナツの「東京国際フォーラム店」である。今のところ他の店舗では発売していない非常にレアなソフトクリームだ。
オリジナル・グレーズド ソフトクリームは、その名の通り大定番ドーナツ「オリジナル・グレーズド」をイメージした商品。この情報を聞いて私はすっかりこう思い込んでいた……「ドーナツの味がするソフトクリームなんて、どーなつてるの?」と。
クリスピー・クリーム・ドーナツの発表によれば「オリジナル・グレーズドがそのままソフトクリームになりました」というからこれは期待せざるを得ない。ドーナツをソフトクリームに転生させてしまうとは、クリスピー・クリーム・ドーナツの技術力はどうなっているのか?
・「オリジナル・グレーズドがそのままソフトクリームになりました」
さて、味はシンプルな「オリジナル・グレーズド ソフトクリーム」の他「チョコレート」と「ストロベリー スプリンクル」があり、価格は572円~626円(テイクアウト価格)。この日はメチャメチャ暑かったせいか、ソフトクリームを食べているお客さんもそれなりに見受けられた。
今回は「オリジナル・グレーズド ソフトクリーム」をオーダー。ラスクを砕いたオリジナル・グレーズドもトッピングされてはいるものの、基本的には至って普通の「バニラ味のソフトクリーム」にしか見えないが……ここで結論を申し上げてしまうと、
「オリジナル・グレーズド ソフトクリーム」は……
バニラ味のソフトクリームであった。
・「オリジナル・グレーズドがそのままソフトクリームになりました」
てっきり私は「見た目はバニラ味のソフトクリームなのに食べてビックリ! ドーナツの味がする!!」的なイメージをしていた。だってそうだろう、クリスピー・クリーム・ドーナツは「オリジナル・グレーズドがそのままソフトクリームになりました」と言っているのだ。
……が、私の舌から脳に伝えられた情報は「ソフトクリーム判定」以外の何ものでもなかった。あれ……? これは俺が素直すぎたのか? そもそも「ドーナツの味がするソフトクリーム」などあるワケがないのか……?
ソフトクリーム自体はかなりキメが細かく、なめらか & クリーミー。世界中の誰が食べても美味しいと感じるであろうソフトクリームである。また店内で1枚ずつ手焼きされているという「コーン」は、バッキバキの歯応えが最高であった。
……が「オリジナル・グレーズドがそのままソフトクリームになりました」から連想した「ドーナツの味がするソフトクリーム」の要素は1ミリも無い。「オリジナル・グレーズド ソフトクリーム」は単なるメチャメチャ美味しいソフトクリームという印象だ。
・「オリジナル・グレーズドがそのままソフトクリームになりました」
繰り返しになるが、これは「オリジナル・グレーズドがそのままソフトクリームになりました」を額面通りに受け取った私が悪いのだろう。ただ、いまこの世界は21世紀。ドラえもんが誕生する22世紀までカウントダウンに入っている。
クリスピー・クリーム・ドーナツが「オリジナル・グレーズドがそのままソフトクリームになりました」と言うならば「ガチのドーナツ味のソフトクリーム」だと思っていたのだが……私が浅はかであった。というか、ピュアすぎた。
ただし、それでも「オリジナル・グレーズド ソフトクリーム」が非常に美味しいソフトクリームであることに変わりはない。ただドーナツの味はしない。全くしない。「オリジナル・グレーズド ソフトクリーム」は単なる超おいしいソフトクリームである。現場からは以上です!
参考リンク:クリスピー・クリーム・ドーナツ
執筆:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.
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