魅力的なサラダバーを求めてさまよい歩く「サラダバー探訪」。今回は読者の方におすすめ頂いたお店を紹介しよう。そのお店「リオグランデグリル恵比寿」はシュラスコレストランである。

そんなお店でサラダバーだけを利用できるのか? 行ってみたら、キッチン前に立派なサラダバー(ビュッフェ)が設けられていて、単品オーダー可能だった。税込1300円で美味しい野菜をたっぷり摂れる良いサラダバーだったよ~

・シュラスコレストランのサラダビュッフェ

「リオグランデグリル」は六本木・横浜ベイクウォーター・イクスピアリ(浦安)とここ恵比寿の計4店舗を構えるシュラスコチェーンだ。「シュラスコ」とは、ブラジリアンバーベキューのことを指す。専用グリルで焼き上げた肉塊をウェイターがテーブルを回って提供するスタイルのお店である。

シュラスコレストランは食べ放題が一般的で、ここもランチで10種の肉の食べ放題(男性税込4389円 女性税込4059円)を提供している。


肉はいらない、サラダだけ食いたい。ってことで、私(佐藤)は「サラダビュッフェランチ」(税込1300円)をお願いした。


・内容はこんな感じ

さて、早速サラダクルーズといこう。キッチン前の大きな島、そこがビュッフェコーナーだ。


まずはA面(生野菜のあるサイド)を視察。パッと見たところ、どこにでもありそうな野菜のラインナップのようだが、三浦大根やアルファルファ、ロメインレタスなどヨソでは見ない、割と良いものも並んでいる。アルファルファを置いちゃうところがオシャレやなあ。さすが恵比寿。


そして調理サラダのエリアには、「グラウン・デ・ビコ」という見慣れない名前の皿が……。これはひよこ豆のことを指すそうだ。要するに、豆のサラダである。


その隣には、デザートと揚げ物が少々。


そしてB面(生野菜の裏側)にはドリンクバーがある。あいにく、ドリンクバーは別途税込200円かかるので、私は利用できない。フレッシュジュースが美味そうだったんだけどなあ……。


続いてご飯のコーナー。可愛らしい形の電気鍋にはカレーと、「フェジョン」と呼ばれるカリオカ豆のシチュー。それと「カンジャ」というチキンの雑穀スープ。どちらもブラジル料理とのこと。お店が勧める食べ方があるので、後ほど詳しくお伝えしよう。


ドレッシング5種にハラペーニョ・マスタード・クルトン・フライドベーコン、そのほか調味料がひと通りそろっている。


・ブラジル料理「フェジョン」

で、調達した品々はこんなところだ。味付けには和風オニオンドレッシングをチョイスしている。


ちょっと値段の良い店なので、野菜は全般的に新鮮で色艶がいい。ファミレスのしっかり水切りしたパサパサ千切りキャベツも嫌いじゃないけど、やはり瑞々しい野菜はそれだけでご馳走だ。ハツラツとした生命力を感じるぞ。


なかでも黄かぶが美味かった! 半分かじった写真で恐縮だが、果実を思わせる甘さとほのかな苦味。りんごのようなシャキっとした食感もいい。「野菜食ってるな」という満足感を存分に得ることができた。野菜大好き、サラダバー最高!


ローストした新じゃがいもも揚げた新たまねぎも旬の美味しさを味わえていいよね。春! って感じ。



そしてこれが先ほど紹介したフェジョンである。ライスにフェジョンをかけて、「ファロッファ」という炙ったキャッサバ粉(タピオカの原料)と「コーヴィ」(ケールとも呼ばれる)を添えて食べるのがブラジル流とのことだ。平たくいえば、ブラジル版シチューメシである。


シチューそのものは甘い。カリオカ豆をたっぷり使っているので、ライスのお供としては甘すぎるくらいなのだが、ファロッファの塩味を加えることで味が引き締まって美味しくなる


ちなみにファロッファは、肉の味を整えるのにも使われており、シュラスコにもつけて食べるのだとか。最後にデザートを少々頂いて、本日のサラダバーは終了した。


1300円で新鮮な野菜とブラジル料理を堪能できるから、かなりお得。また、肉を食べない人でもサラダビュッフェを利用できるので、とても良心的。どこもこうしてくれると良いんだけどなあ。

ファミレスの1000円以下サラダバーも良いけど、シュラスコレストランでちょっとだけぜい沢なランチを楽しむのも良いね。てことで、皆さんからのサラダバー情報、待ってるぞ~


・今回訪問した店舗の情報

店名 リオグランデグリル恵比寿
住所 東京都渋谷区恵比寿南1-1-9 岩徳ビル2F
時間 11:30~15:00、18:00~23:00 / 土曜11:30~15:30、17:30~23:00 / 日祝11:30~15:30、17:00~22:00
定休日 不定休

参考リンク:リオグランデグリル恵比寿
執筆:佐藤英典
Photo:Rocketnews24