一定のリズムで揺れ動く振り子の先端が、砂の上に様々な模様を描いていく「ペンデュラムサンドアート」。その “規則的なようで不規則な動き” は見ていて全然飽きないという。シンプルさと奥深さを堪能できるインテリアとして人気なのだとか。

なぜいきなりそんな話を始めたのかというと……買ったからだ、Amazonで、サンドペンデュラムなる商品を。美しい “振り子アート” を眺めていれば、忙しい日常から解き放たれるだろう。オフィスに飾ったら、みんな穏やかな気持ちで仕事に取り組めるはずだ!

・ペンデュラムサンドアート

オフィスにアートを飾ると、社員の感性や創造性が無意識のうちに刺激されると言われている。つまりアートは単に癒しやリラックスの効果があるだけでなく、スタッフの才能を開花させる効果がある……かもしれないのだ。

パッケージ裏の説明によると、ペンデュラム(三角錐状のオモリ)が揺れ動いて描く規則的な図形のことを「リサジュー曲線」と呼ぶらしい。とても優雅なインテリアになり、複雑かつ調和のとれた図形は見る人の心を落ち着かせるという。非常に楽しみだ。

ただ心配なのは「評価が1」だということ。コメントがないので理由は不明だが……アート系の低評価商品は経験的に「購入者が嫌がらせで星1つを付けた」というより「シンプルにヒドかった」というパターンが多い(もちろん全てではない)からちょい不安。

あ、言い忘れていたが商品名は「ペンデル(Sサイズ)手軽にサンドペンデュラム」である。価格は4320円。そこそこ高いため失敗は許されない。パーツを1つ1つ手に取って慎重に確認したところ、とくに問題は見当たらなかったので会社に持っていくことにした。


・会社にて

では、編集部全員の才能を開花させるために写真を見ながら組み立てていこう。ある意味、会社の未来を背負った作業と言える。責任は重大。とはいえ難しい作業はなさそうで、ざっくり言うと土台を完成させてから……


砂をドバーッと入れて……


平らにならして……


振り子(ペンデュラム)を吊るせば準備完了。


果たして振り子はどのようなアートを描くのだろうか。忙しい日常に優雅なひとときを。そしてみんなの才能の開花を祈願しながら揺らしてみます……!


揺れて揺れて……



30秒ほどで動きを止めた振り子。


砂を確認すると……


とても控えめな絵が完成していた。アートと呼んでいいか分からないが、一応「規則的な図形」である。砂の量が多くて振り子の先が沈んでしまうのか、それとも揺らし方に問題があるのか、パッケージで紹介されているようなキレイな模様を作るのは難しいかもしれない。


砂の量を微調整し、揺らし方を工夫してみる。


しかし、できるのは……


地味な図形ばかり。


私の振り子を揺らす経験値が不足しているからなのか、アートそのものに問題があるからなのか、その後もペンデュラムは15秒〜30秒ほどで動きを止めて地味な絵を描くだけだった。もっと(せめて5分くらいは)揺れ続けるものだと思っていたぞ。

ただネット上で見かける似たような商品も作りはほとんど同じなので、やっぱり砂の量と揺らし方に問題があるような気がする。まずは根気をもって “揺らしの才能” を磨いた方が良さそうだ。現場からは以上です!


参考リンク:Amazon「ペンデル(Sサイズ)手軽にサンドペンデュラム」
執筆:砂子間正貫
Photo:RocketNews24.