いきなり!ステーキ(以下いきステ)の社長が開発したマスクの存在をご存知だろうか? その名も「会食マスク(480円)」は着けたまま食事が出来るのがポイントで、独特のフォルムに定評がある。
詳しくは以前の記事をご確認いただきたいが、実際に身に着けるとまるで白ブリーフのよう。忖度なく言うならば、変態度数の高いマスクである。
では……!
それほど目立つ会食マスクを着けて いきステに入店したら、店員さんはどれくらいで気づくのだろうか? 速攻で気づくような気がする一方で、マスクの知名度を考えると誰1人気づかないかもしれない。
当然ながら店員さんによるだろうが……試してみてぇ! という欲を押さえ切れなかったので、実際にやってみた。
・いきなり結果
で、いきなりだけに結果から先にお伝えしよう。私が訪れた店舗内で会食マスクを知っている人は3人中0人。料理を出してもらうときや会計時に「このマスク知ってます?」と自分から聞いたのだが、全員が全員「知らなかったです」という回答だった。
なんなら、「へーそんなマスクあるんですね」「初めて見ました」的なお返事。もちろん会食マスクを何度も目にしている店員さんだっているだろうが、少なくとも いきステの中で誰もが知っているような存在ではないもよう。
ってことは、いきステの店内で会食マスクを着けて食事をする私の姿は店員さんにどう映っていたのだろうか? 「とんでもない変態来た」と思われていないことを祈るばかりだ。
──と、今回の検証はいきステの社長と私にとって泣ける結果になったが、マスク必須の時代がもうそろそろ終わりそうなのが救いといえば救いである。
2023年3月13日からマスクの着用が個人の判断になるのだから、会食マスクは大きな(?)役目を終えたと言っても良いのではないか。
今後はますます誰も知らないマスクになっていくのだろうし、数年後はプレミアが付く可能性だってある。もっと時代が進んだら、「この布なに?」と不思議に思う人だって続出するかもしれない。
そのとき、会食マスクがただの白ブリーフだと誤解されないよう私は本記事を書いた。なので、最後にもう1度だけ言っておく。
数十年後に検索で本記事にたどり着いた人よ、もう分かっているな。それは数十年前の白ブリーフではない。マスクだ。
参考リンク:株式会社ペッパーフードサービス・社内報(PDF)、厚生労働省(PDF)
執筆:和才雄一郎
Photo:RocketNews24.