【激安海外】航空券&宿&メシ代など5万円以内で “台湾1泊2日を超豪遊” するのは可能なのか試してみた結果…(その3) ※1ページ目はコチラ


・朝食はタダ

このホテルは朝食付き……というか、「ホテル近くのレストランで使えるNT$60(約266円)ぶんのタダ券がもらえる」というシステムだったので、さっそく朝早くに向かってみると……


ふむ、ハンバーガー屋さんのようだ。メニューを見ると、


人気ナンバーワンのサンドイッチがタダ券NT$60内で買える価格だったので注文してみた。どんなサンドイッチなのかというと……


こんがりと焼かれたパンの中に、甘辛く焼かれた豚肉と、レタスが挟んであるサンドイッチであった。そこそこ美味い。朝ごはんは、これで十分。


・少し早めの昼飯は「サンジュン飯①魯肉飯」

しばし近所を散歩してから、ちょっと早めにチェックアウト。もう宿には戻れない。帰りの飛行機は夜中発なので、それまでバックパックを背負って台北内をグルグルと歩きながら満喫する覚悟で外に出た。


なお、悠遊カードの残高がNT$80を切っていたので、NT$100をチャージしておいた。おそらくもう一度くらいチャージすることになるとは思うが、とりあえずのNT$100チャージだ。


んで、電車を乗り継いで向かった先は……


過去にP.K.サンジュンが記事にもしていた台北2大魯肉飯(ルーローハン)店の1つ「今大魯肉飯」! 詳しくはサンジュンが過去に書いた記事を参照してもらうとして……


サンジュンおすすめセットを注文! 価格は全部でNT$85(約377円)なり。して、お味は……


溶けるようにウメ〜〜〜〜ッ!


食べた瞬間、「こりゃ記事にするわ」と思った。くったくたに味の染み込んだ豚の脂は、今まで食べてきた魯肉飯とは別次元!! なにせ口に入れた瞬間に溶けていくのだ。旨みとともに……! 食べられてヨカッタ♪


・足の角質除去に挑戦

おなかも落ち着いたところで次に向かったのは、足の角質除去! 事前に『988養生會館』というお店が安くて良いとの情報を得ていたので、台北駅までMRTで戻り、そこからはテクテクと徒歩で向かった。


足の角質除去の価格はNT$500(約2215円)。しばらく待っていると、いかにも “プロ” といった風情の職人さんが登場。ものすごく真剣な表情で私の足裏を観察し、まずはナイフのような刃物で爪切りをしてから、


角質除去キター!


ポロポロとれとる〜っ!


やはりこの道を極めた職人技を間近で見られるのは極上のエンターテイメントだ。惚れ惚れするような仕事っぷりに目は釘づけ。そうこうしているうちに……


\(^o^)/ こんなにとれた〜!\(^o^)/


ツルッツルやぞ! ツルッツルやぞ!



・タピオカの本場で最先端のタピオカを

その後、徒歩で向かったのはタピオカ屋さん『machi machi』。とてもオシャレなお店で、ひっきりなしにお客さんが訪れていた。んで、私が注文したのはNT$95(約421円)の『烤糰子麵茶芝士鐵観音』で……


串団子が載っちゃってる〜!!


どうやって食べるのかを店員さんに聞いてみたところ、「まず串団子をドリンクの中にドボンと入れ、ビショビショになったところを食べる。団子を食べ終えたらフタをして、ドリンクとしてお飲みください」とのこと。


お団子は店名のとおりモッチモチ! そしてドリンクはチーズィーな味がした。のちに調べたところ、このお店は台湾メディアが “神のチーズティー” と大絶賛するほどのお店だったことが判明。どおりで〜!


・少し早めの夜飯は「サンジュン飯②ガチョウ」

そうこうしているうちに時刻は14時。そろそろ次のメシに向かうことにする。ちなみになぜ中途半端な時間にメシを食うのかといえば、「できるだけ行列にならなさそうな時刻に店に着きたい」からである。


ということでやってきたのは、これまたP.K.サンジュンが何度何度もオススメしていたガチョウ料理屋さん『阿城鵝肉』。記事の中に「多少の行列は覚悟」と書かれていたので、時刻をズラしてやってきたのだ〜!


注文したのはサンジュンと同じ「肉」「スープ」「ごはん」の3点セット。注文票がモロに中国語で意味不明だったが、サンジュン記事の写真を見せて「これ、これ!」と伝えたら、店員さんがチェックを書いてくれた。


んで、やってきたのが……


これ! 何年も前から、これが食べたかったのよ! サンジュンの記事を見て以来、絶対にいつかは食べようと心に誓った料理が今ここに!! ちなみに価格は3点でNT$315(約1396円)。どんな味がするのかな……


納得のウマさ〜〜〜〜!


それは想像通りに美味かった。ガチョウ肉が冷たかったり、スープの肉がハツ(心臓)っぽいのは予想外だったが、どちらも美味いことには変わりない。「ガチョウの油がかかったご飯」は本当にバカウマだったなぁ〜。


・おみやげはスーパーで

そろそろ帰りに向けてのスパートをかけなければならない。次の目的地はお土産屋さん。しかし私は決めていた。みんなへのお土産は「台湾の石鹸」にしようと決めていた。ということでスーパーへ向かうと……


見たこともない石鹸がたくさんある〜〜〜〜! シンガポールやマレーシアでも売っているメーカーの石鹸も売られていたが、確実に台湾でしか売っていなさそうな石鹸を18個購入。価格はNT$447(約1981円)なり。


・別のスーパーでもおみやげを

いい買い物ができた! みんな喜ぶぞぉ〜〜! とウキウキしながら散歩していたところ、またもスーパーマーケットが目の前に! 「いちおう念のため石鹸チェックをしておこうかな……」と入店してみると──


またも見たことのない石鹸があるぅぅ〜〜〜! しかも箱入り! これはもう絶対に買うしかない!!!! ということで、2種類の「6個入り1パック石鹸」=12個を購入。価格はNT$204(約904円)。ちなみに、


今回、私が購入した石鹸は、合計30個。最もテンションが上がったのは、先述の通り「箱入り」の『鉢王 黒砂糖香臭』である。はたしてどんな香りがするのか!? 使うのが楽しみだぁぁぁ〜! ハァハァハァ。


・寒いのに黒糖かき氷を食べる

旅行道具一式が入ったバックパックに「30個の石鹸」が加わり、けっこう重い。さらに、予想外に極寒だった台湾。できることなら今すぐ温かい鍋などを食べたいところだったが、ちょうどこのスーパーの近くに……


ガイドブックにも載っている有名なかき氷屋さん『黒岩黒砂糖剉冰』があったので行くしかなかろう……。もちろん注文したのは名物「黒糖かき氷」であり、トッピングは店主におまかせ。んで、出来上がったのが……


でけええええええ! ちょっと写真ではボリュームが伝わりにくいが、大きさ的にはラーメンの丼(どんぶり)いっぱいにかき氷がコンモリと盛られている感じ。量的には、2〜3人前であるが……食べるしかあるまい!


ほじくると、さまざまな具材が出てきて非常に美味しかった……が、いかんせん寒い! もとから震えるほど寒かったのに、体の芯までキンキンに冷え切ってしまった感がある。なお価格はNT$90(約399円)。



・あったかいマッサージ屋さんで極楽気分

どうにかして体を温めねば、下手すりゃ倒れる……と本気で思うほどに冷え切ってしまった私。とにかく歩きまくって体を温め、「規模がデカいので予約なしで飛び入りでもOK」と評判のマッサージ屋さんを目指した。


そしてたどり着いたのが『千里行』なるお店。価格は先ほど行った『988養生會館』よりも、ほんの少し高めだが、もう寒さの限界だったので、どこでもいいから室内に入りたい! 全身指圧マッサージお願いします!!


噂通り、本当に飛び入りでもOKだった。しかも、結果的に、ここのマッサージは大正解! 押す範囲の狭い指圧というより、ヒジ(?)などを使ってるっぽいグリグリ系のマッサージであり、マジのマジで気持ち良い。


あれだけ冷え切っていた体も、何度もかけてくれる「蒸しタオル」みたいなものでホカホカになり、終わってみれば汗だく状態。日本語も通じるし、本気でオススメのお店である。なお価格はNT$1100(約4874円)。


・シメのメシは、ミシュランの胡椒餅

極楽マッサージを終えて外に出ると、もう夜になっていた。もうすでに、しっかり3食&2回のスイーツを食べていたので腹はパンパンであったが、帰りのフライトまであと数時間あるので、何かしら腹に入れておこうと……


向かったのは、またもや夜市。MRT松山駅からすぐの場所にある『饒河街観光夜市』だ。あちらこちらに屋台があって、さながら「食のアメ横」みたいな雰囲気である。しかし、数ある店の中で私がチョイスしたのは……


エグい行列ができていた胡椒餅屋さん『福州世祖胡椒餅』である。なんでもここ、あのミシュランのビブグルマンにも掲載されている名店中の名店。しかし回転は驚くほど早く、わずか5分ほど並んだだけで……


ミシュランの胡椒餅ゲット〜! ちなみに価格はNT$60(約266円)。気になるお味は……


予想通りにウマイ〜〜! 胡椒餅というくらいなので、ものすごいペッピー(胡椒辛い)なのだが、カリカリに焼き上がった餅(?)と、中に入ってる餡の絶妙なバランスが見事すぎる。これは一食の価値アリでしょう!


・悠遊カードの残高は……

あとは空港に向かうだけ。悠遊カードの残高がNT$50を切っていたのでNT$100ほどチャージした後、行きと同じく「Airport MRT」を使って台湾桃園国際空港の駅へ。んで、空港に着いた時に残高確認すると……


のこりNT$17(約75円)! うまいこと使い切った感じだ。

てな感じで、台湾内での交通費は、最初に入っていたNT$400と、2回のNT$100チャージを足した合計NT$600からNT$17を差し引いたNT$583(約2573円)で済んだかたちとなった。あちこち行ったのに安いなぁ。


また、1ページ目でも書いたが、台湾桃園国際空港に着いた時点での残高は2776円。あらかじめ日本で予約した航空券代+宿代を差し引いた17885円だけでこれだけの1泊2日の充実体験ができるとは最高である。


次は「5万円」だけで、どこの国に行けるだろう。


少し調べてみたところ、航空券の価格は軒並み値上がりしているので、しばらくの間はこの「5万円海外旅行」シリーズもお休みするかもしれないが、チャンスさえあればバックパックひとつ背負って旅立つつもりだ。

それではみなさん、良い旅を。そして、今回の旅中、本当に親切にしてくれた台湾の国の皆様に、あらためて感謝の言葉を送りたい。多謝!


執筆:GO羽鳥
Photo:RocketNews24

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