もう言ってしまおう。私(中澤)は「Repezen Foxx(レぺゼンフォックス)」が好きだ。TikTokをスクロールしてると、DJ社長とDJふぉいが交互に出てくる。ライブには行ったことがないため、ファンと言っていいのか分からないが、少なくともアルゴリズムはそう認識しているようだ。

で、レぺゼンと言えば世界進出。一時はインドネシアに拠点を移していたし、『XOXO』もヒットしたし、2023年4月15日にはタイの世界最大級フェス『Rolling Loud』への出演も決定している。そこでインドネシア人に「Repezen Foxx知ってる?」って聞いてみた

・インドネシア在住の20歳

話を聞いたのはインドネシア在住のロケットニュース24記者アキル君(20歳)。8年ぶりに日本へとやって来た彼は、来日ついでにロケットニュースの事務所に遊びに来てくれたそうだ。

だが、私がインドネシアについて知っているのはレぺゼンがあっちで活動していたということのみ。というわけで、自然と質問してしまった。レぺゼンって知ってる


アキル君「レレゼン……?」


──レぺゼン。レぺゼンフォックス。


アキル君「聞いたことないです」


──DJ社長っていう青髪の人がやってて、この人も見たことない?(スマホで検索して見せてみる)


アキル君「見たことないです」


──どうやら知らない様子。しかし、海外アーティストだと、曲だけ知ってるパターンも結構ある。そこでSpotifyで『XOXO』を聞かせてみたところ……

アキル君「マジで聞いたことがないです……」


・知ってる日本人アーティスト

とのこと。なんか私がへこんでしまった。そこで質問を切り替え、日本人アーティストで知っている人はいるか聞いてみたところ……

アキル君「米津玄師とYOASOBI」


──え!? 逆に、米津玄師とYOASOBI知ってるの?


アキル君「インドネシア人の日本好きはアニメを見ている人が多くて、僕もアニメ大好き。だから、アニソンから日本人アーティストも知られることが多いです。チェンソーマンのOPとか。でも、米津玄師は『Lemon』が普通に流行ってたからちょっと違うけど」


──『Lemon』ってなんで流行ってたの?


アキル君「う~ん、分かんない……悲しい曲だから?」


──アキル君いわく、「アニメは日本語の方が本場感があって良い」という。我々が洋画を見て感じてるようなことを日本アニメに感じているようだ。というわけで、インドネシアでアーティストとして成功するにはアニメ主題歌になるのが早い……のかもしれない。

・個人的には応援してます

ちなみに、私がレぺゼン好きを公言していこうと思ったのは「レぺゼン会社会議2023」を見た時だ。これは私がバンドマンだから思うことかもしれないが、メンバー同士であれだけ自分の意見が言い合えるのって凄い

目指す地点が同じであるということに信頼があるから、ぶつかっても鋭い意見を言えるんだと思う。その会議の踊り方に非常にバンド感とリアルを感じたのでした。アキル君のような人にも知られるくらい海外で売れて風穴を空けて欲しい。頑張れレぺゼン。

執筆:中澤星児
Photo:Rocketnews24.