2016年世界的に大ブレイクしたアーティストといえばピコ太郎だが、実は数年前から海外で大人気の日本人ユニットが実在するのをご存知だろうか? 2000年にフランスパリで結成され、今やフランスでは「宮崎駿」「北野武」「黒澤明」に次ぐ知名度を誇るという。
彼らの名前は『レ・ロマネスク』。幅広いジャンルを取り入れた音楽はもちろん、林家ペー・パー子さんを彷彿させるピンクのド派手な衣装はインパクト大だ。すでに日本デビューもしており、来年はさらにブレイクする予感……。今回はそんなレ・ロマネスクにスポットを当てる。
・フランス人が知る日本人第4位
レ・ロマネスクは、メインボーカルのTOBI(トビー)さんとMIYA(ミーヤ)さんによるユニットだ。ヨーロッパのクラブシーンや音楽フェスで人気を博し、2010年には女優ジェーン・フォンダと「パリ国際映画祭」の広報大使も務めたという。
2人は2011年から日本に拠点を移し活動しているが、今もフランスでの知名度は相当なものだろう。実際に現地のフランス人50名に「アナタが知る日本の有名人は?」と聞いてみたところ以下の結果となった。
第1位:宮崎駿
第2位:北野武
第3位:黒澤明
第4位: レ・ロマネスク
第5位:嘉納治五郎
第6位:錦織圭
第7位:羽生結弦
第8位:オノ・ヨーコ
第9位:三島由紀夫
第10位:浅野忠信
な、なんと宮崎駿、北野武、黒澤明といった巨匠に次いで4位にランクイン! 日本でも各方面から注目はされているが、いかにフランスでの知名度が高いかが分かる。なお、レ・ロマネスクと答えたフランス人は「オリジナリティがある」「クセになる面白さだ」などのコメントをしていた。
・注目の楽曲
そして、気になるのは楽曲である。公式YouTubeチャンネルには「祝っていた」、「ぼくの太陽の塔」、「飴と飴」など16曲が視聴できるのだが……どれもインパクト強ぇえ! ポップでユニークな楽曲もさることながら、2人のゆる~いダンスや動きにも心うばわれる。
また、どちらもド派手な姿からは想像つかないほど美声で、2人のハーモニーが心地いい楽曲「一粒の米」はオススメだ。鮮やかなピンクといい、コンビネーションといい、まるで林ペー・パー子師匠のようである。写真を撮ったり、「キャッハー!」とは言わないが、その存在感と楽曲で確実に笑いを届けてくれるぞ。
・世界のレ・ロマネスク
これぞエンターテイナー。個性あふれる世界観を体験したい人は、ぜひ動画をチェックしてみよう。日本でもブレイクして、世界のレ・ロマネスクになる日も時間の問題……かもしれない。
▼「一粒の米」はカワイイMIYAさんの声に注目だ
▼ロック風な「伝わレレレ」
▼単純に面白い「祝っていた」