ロケットニュース24が総力を結集してお届けする2023年の福袋特集。言いたいことも言えないこんな世の中で、ひときわ異彩を放つのが “ヴィレヴァン” こと『ヴィレッジヴァンガード』の福袋である。
2023年のヴィレヴァン福袋は全10種類がラインナップされており、嬉しいことに昨年は姿を消していた “1万円福袋” が華麗に復活! しかも3種類!! ……が、ヴィレヴァンから送られてきた「ブラック(1万1000円)」を開封した私、P.K.サンジュンは「ブチギレている」というのが正直なところだ。
・ワクワクの詰まったヴィレヴァン福袋
多くの福袋の中身が事前にわかるようになってから、しばらくが経つ。安心感と引き換えに「福袋はドキドキを失ってしまった」と言っても過言ではないが、その時代の流れに真っ向から立ち向かっているのが、俺たちの『ヴィレヴァン福袋』である。
毎年恒例の「ヴィレヴァン福袋・総仕分け」では圧倒的にゴミの方が多く、そういう意味では期待外れな福袋なのかもしれない。一方でこんなにワクワクする福袋はヴィレヴァン以外にはなく、なぜか毎年購入してしまうから困ったもの。ヴィレヴァン福袋の魅力はこの “ワクワク感” にあるのだ。
しかも今年は「1万円福袋」が復活するというから胸は高鳴るばかり! ゴミでもいい!! なんならゴミがいい! 俺たちに最高のゴミを見せてくれヴィレヴァン福袋!! というわけで「ブラック(1万1000円)」を開封してみたところ……
・ヴィレヴァン福袋 ブラック(1万1000円)の中身
・ #とりあえずつぶして焼いてみた
・ リュックチェア
・ クッション
・ レジェンドカラオケマイク
・ カラフル・アンバランスブロック
・ ポップチューブ
※福袋なので中身が違う場合があります。
まずは淡々と説明していこう。目玉はホットサンドメーカーの最終進化系とも言われる「#とりあえずつぶして焼いてみた」であろう。こちらは3980円でなかなか使える代物……と、過去の記事に書いてあったので気になる方はそちらをご覧になっていただきたい。
お次に「リュックチェア」と「クッション」に関しては「まあギリでゴミじゃないかな?」といった感じ。実際にリュックチェアを使うシチュエーションは思いつかないものの、とりあえず椅子として機能するため大目に見よう。
逆に「カラオケマイク」と完全にジェンガな「カラフル・アンバランスブロック」はゴミ判定。もしかしたらピンポイントで「カラオケマイクが欲しかった!」という人もいるかもしれないが、多くの人が「マイクもらっても……」と戸惑うに違いない。
さらに「ポップチューブ」は完全体のゴミ。「曲げて伸ばして連結できる! 遊び方無限大!!」とのことであるが「だからなんやねん」としか思えなかったことを正直に告白しておく。まあ子供は喜ぶかもしれないね。
で、で、で。
・あれが入ってない
ハッキリ言って私は「ブラック福袋」にガッカリしている。最初から大当たりなど期待してはいないし、むしろゴミが入っていて欲しいのだが「ブラック福袋」にはアレが入っていないではないか……!
ぬいぐるみ入れろやゴルァァァアアアア!!!!
2018年から2020年にかけて1万円のヴィレヴァン福袋には、必ず “巨大なぬいぐるみ” が入っていた。無駄にデカいぬいぐるみに盛大に笑い、後はどうでもよくなるのがヴィレヴァンの1万円福袋のお約束だったではないか。
その巨大なぬいぐるみが入ってなかったがゆえ「とんでもなく物足りない」というのが、私の率直な感想である。巨大なぬいぐるみもゴミではあるのだが、どうせならあれくらい振り切ったゴミを入れろや! こっちはぬいぐるみで初笑いしてえんだよォォォオオオオ!!
というわけで「別にいいけどちょっと物足りない」というのが「ヴィレヴァンブラック福袋」の率直な感想だ。ヴィレヴァン福袋は残り9種類。ゴミでもいい、むしろゴミがいい。とんでもないゴミを期待してるぜ、ヴィレヴァンさんよ──。
参考リンク:ヴィレッジヴァンガード
執筆:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.
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