いきなり結論から言うと、「アリ」である。おそらく「ナシ」だと思っている人が多数派な気がするのだが、まる1日使ってみた感想を言わせてもらうならば「アリ」だった。
──と、2回も「アリ」だと言ったところで信じられない人は結構いるだろうから、以下でどのへんが「アリ」なのかを説明しよう。
・フェイクYシャツ
そもそも一体何が「アリ」かというと、『フェイクYシャツ』なる商品。「リモートワークに最適」というコピーで販売されているのだが、ご存知だろうか? 知らない人のために言葉で説明するのは難しいので、まずは実際の着用画像をお見せしたい。
ご覧のように、布面積を最小にしながらもオフィスカジュアルっぽさを最大限追求しているので、極めて効率的。
徹底的に無駄を削ぎ落としているという意味では、Apple製品に通じるものがあると言っていいかもしれない。いわば、フェイクYシャツはYシャツ界のMacBook Airである。
ここで注目すべきは、全体的に攻めの姿勢を感じさせながらも、乳◯だけは絶対にガードしている点。紳士とはどうあるべきかを体現するYシャツでもあるのだ。
そのようなジェントルマンライクな姿勢に敬意を表し、私も「◯首」と伏せ字にして表記した次第である。
・コンビネーションで真価を発揮
さて、実はフェイクYシャツはアウターと組み合わせることで、そのポテンシャルを発揮する。たとえば、以前の企画「勝負服で出社してみた」で私が着たジャケットを合わせると……
完璧である。どこからどう見てもビジネスマン。まさかYシャツの下半分と袖が無いだなんて、誰も思いはしないだろう。
・会議が変わる
なお、私はこの商品を楽天市場で購入し、価格は1枚1980円(税・送料込み)だった。布面積を考えたら高いのか安いのかよく分からないと思うかもしれないが、私に言わせれば激安でしかない。
その証拠として、実際にフェイクYシャツを着て参加したオンライン会議の様子をお見せしよう。こちらだ。
会議中の私からキチッとした雰囲気が出まくっているのは一目瞭然である。1人だけ次元が違うと言っても大げさではない。
当然ながら、こういう格好をしていると1つ1つの発言が重みを増す。あくまで体感だが、私の説得力がいつもの3倍増しくらいになっているような気がした。
そしてなにより、私のような “ちゃんとした格好” をした人間が1人いることで、会議の全体的な雰囲気が締まってくるのだ。適度な緊張感。これ大事。
今の時点で十分に「アリ」だが、フェイクYシャツのポテンシャルこんなものではない。もっとすごいぞ。というのも、たとえジャケットを脱いでも……
圧倒的な威厳。Yシャツがカバーしている範囲が絶妙で、画角を調整すれば肌が見えにくいのである。
そのおかげで、私はピシっとした雰囲気をキープしたまま会議に参加し続けることができた。
このように、機能的には完璧なフェイクYシャツだが、1つだけ欠点がある。それは購入してから届くまでに結構時間がかかること。
注文が殺到して現場が混乱しているのかどうかは分からないが、私の場合は3週間以上かかったから、気になる人は早めに注文した方がいいように思う。
「夏前に買えばいいや」と油断していたら、人気が出すぎて購入するのが難しくなる……かもしれないぞ。それこそ、Appleの新作商品のように。
参考リンク:楽天市場「フェイクYシャツ」
執筆:和才雄一郎
Photo:RocketNews24.
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▼フェイクYシャツを着て1日リモートワークしたから、以下で紹介しよう。こちらは記事を執筆中の私
▼自分の記事を執筆しているとき、あるいは誰かの記事を編集しているときはいつも悩む。うーん、どうしようか……。
▼悩んだときは大抵コーヒーに頼る。今日はマクドナルドのコーヒー。マックみっけ!
▼おっと! クライアントから電話がかかってきた。いつもお世話になっております。
▼さぁ、ランチタ〜イム! 今日はオリジン弁当です〜
▼ご飯を食べたら仕事を再開。撮影をして……
▼肩が凝ったら自由にストレッチできるのがリモートワークの良いところ!
▼そして執筆やら編集やらで今日も1日が終わる。
▼お疲れ様でした! ちなみに、引っ越したばかりだから、我が家にはまだカーテンがありません(ガチ)。