揚げ物に定評のあるスシロー。注文後に揚げるスタイルのため、油が固まっていることもなく、回転寿司チェーンなのに普通にフライドポテトや唐揚げがウマイ。やっぱり揚げ物は揚げたてが一番ウマイのだ。
そんなわけで私(中澤)は揚げ物を結構注文する。今日もスシロー新宿三丁目店で唐揚げを食べようと思ったところ、なんと表記が「フライドチキン」になっていた。しかし、商品画像は唐揚げに見える。これ、違いはあるのだろうか?
・ネタか?
単に唐揚げの表記をフライドチキンにしただけにも見えるそのメニュー。確かに、最近までは唐揚げと表示されていた気がするが、クリスマスも近いしネタなのかもしれない。寿司屋だけに。
・出てきたのは
ちなみに、価格は税込み390円だが、スシローの公式サイトには載ってない。これは匂う匂うぞ。そこでフライドチキンを注文してみたところ、レーンを流れてきたのはコイツだった。
いつもの唐揚げやないかーい!
失敬。あまりにメニュー画像通りだったので逆に取り乱してしまった。フライドチキンと言えばケンタッキーのイメージが強いため、どうしてもオリジナルチキンみたいなのを想定してしまうのは人情かと思う。まあ、英語の意味としてはサイズは関係ないのでこれでも間違っていない。
・味は
それにしても、お前、よくフライドチキンで流れてこれたな。いや、確かにフライドチキンではあるんだけどさー。そんなもやもやを感じながら食べてみたところ……
めちゃめちゃフライドチキンだ……!! まず、衣がサクサクで歯切れが良く、いつもの唐揚げと食感が違う。味付も醤油味ではなく、どちらかと言うとケンタッキーに近いスパイシーさ。
その上で解き放たれるジューシーな鶏の旨みはどうだ。一粒食べるごとに、口の中は完全にフライドチキンの世界が広がる。ごめんな、お前、ちゃんとフライドチキンしてたんだな……。
ひょっとして、コイツも発射される前は不安だったのかもしれない。「本当に自分で大丈夫スか?」と眠れない夜を過ごしながら、周囲の期待を背負って何度もこう自分に言い聞かせたに違いない。「逃げちゃダメだ」と。
人は見かけで判断してはいけないと言うが、フライドチキンも見た目で判断してはいけなかったんだ。また1つ、スシローに大切なことを教わった気がする。ありがとうスシロー。ありがとうフライドチキン。君の勇気を忘れない。
執筆:中澤星児
Photo:Rocketnews24.