
幸運なことに「心筋梗塞」になった私は一命をとりとめました。心筋梗塞の発症から2週間足らずの今現在、私の体調は「心筋梗塞前とほぼ同じ」と言っていいくらい順調に回復しています(もちろん感覚の話)。
さて、短期集中でお届けしてきたシリーズ『実録 心筋梗塞になりました』も今回で最終話となりました。これから心筋梗塞になるかもしれない全ての人たちへ、私なりに助かった理由を中心にお伝えいたしましょう。
・実感がない
これまで何度か触れましたが、心筋梗塞になって本当に痛かったりしたのはわずか数時間程度。手術をして血管の詰まりが1本解消された直後、狂おしいほどの痛みがウソのように消え去りました。
今では普通に仕事もしていますので「本当に心筋梗塞になったのかな?」と思わないこともありません。死のイメージが付きまとう病気だけに、現在の自分とのギャップが大きいのです。
で、よくよく考えてみたところ「私が助かった理由」並びに「短期間で日常生活に戻れた理由」は大きく2つあると思いました。心筋梗塞になる可能性がある全ての人に、経験者としてお伝えさせてください。
・2つのポイント
まず1つは「体の異変に気付くのが早かったこと」で、これは結果的にファインプレーだったのでしょう。医師からの説明を受けたところによると、心筋梗塞は「発症からの経過時間が命と後遺症の範囲を決定付ける」とのことでした。
要するに処置が早ければ早いほど助かる確率が高く、逆に遅ければ遅いほど命を落とす可能性が高くなる「時間との戦い」の側面が非常に大きい病気というわけです。
第1話で書きましたが、私が体の異変を感じたのは起床後すぐのこと。当初は「上半身全体がつっている感覚」でしたが、私はハッキリと「これまでに感じたことがない痛み」であると自覚していました。
ここ数年、歳を重ねるにつれ「ジジイになるとこんな痛みもあるのか」と新種の痛みや違和感に敏感になっており、その習慣が活きたのでしょう。自分の体に敏感であることは、非常に大切なのではないでしょうか。
・体調の変化に敏感であれ
また、時間の経過と共にどんどん胸が痛くなってきたので、遅からず私は救急車を呼んでいたハズ。「まさか自分が」と思う反面、額からは冷や汗が噴き出てきていたので「ただ事ではない」と自覚せざるを得ない状況でした。
ただし、あそこで気を失ったり、電話が出来ないほどの痛みに襲われていたら危なかったかもしれません。私と同じように「間違って救急車を呼んで迷惑をかけたくない」という方は、#7119に相談するのもいいでしょう。
長くなりましたが「自分の体の変化に敏感であったこと」が、私が考える1つめのポイント。もし痛みに無頓着で「とりあえず寝よう」などと考えていたら、本当に危なかったかもしれません。
・カテーテル手術
そして2つ目は幾度となく触れていますが「カテーテル手術ができる病院に運ばれたこと」が、私にとって最大の僥倖でした。命を取り留めるまでは開胸手術でも同じかもしれませんが、その後の回復に関しては天と地ほどの差があるのではないでしょうか?
私は合計2回手術をしましたが、全身麻酔をすることも無ければメスを体に入れることも1度もありませんでした。カテーテルを入れる際、手首に麻酔をしただけで「体への負荷は相当少なかった」と体験者として言い切れます。
救急車に乗せられた私は隊員の方から「病院が決まったら出発します」と言われ、結果的に地元の総合病院に搬送されましたが、余力があれば「カテーテル手術が出来る病院で……」とリクエストするのもありかもしれません。
まあ、自分が心筋梗塞かどうかはわかりませんので実際は厳しいと思いますが、それでも私が術後2週間足らずで普通の生活を送れているのは「カテーテル手術ができる病院に運ばれたから」であることは最も大きな要素でしょう。
・知って欲しい
ちなみに余談になりますが、先生は「心筋梗塞の経験者は心筋梗塞の痛みがわかるので、2回目以降発症しても連絡が早いことが多いんですよ」と仰っていました。
一般的に心筋梗塞は「締め付けられるような痛み」「焼けつくような痛み」「象に心臓を踏みつけられたような痛み」などと聞きますが、先述のように私の場合は「上半身全体がつったような痛み」が始まりです。
徐々に痛みが心臓にフォーカスしていきましたが、とにかく自分の体の変化に敏感であってください。そして可能なら119番、自信が無ければ「#7119(救急安心センター事業)」に連絡しましょう。
先述のように心筋梗塞は死のイメージが付きまとう病気ですが、私のように短期間でほぼ普通の生活に戻っている患者もいます。その大きな理由は「体の変化に敏感であったこと」と「カテーテル手術」だったと私は思います。
全5話にわたりお伝えしてきましたが、もし私の経験が誰かの役に立つならばこれほど嬉しいことはありません。ぜひ「心筋梗塞」について少しでも知っていただけたら幸いです。
執筆:P.K.サンジュン
Photo:Rocketnews24. ※院内の写真は病院に許可をいただいて掲載しています
P.K.サンジュン

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