冬の到来を告げる季語として俳句なんかで使われても良さそうなほど、日本国民の年間スケジュールに浸透しているマックのグラコロ。気になったのでググってみたら、1993年から販売していると食品産業新聞に書かれていた。

来年でちょうど30周年! きっと何か盛大にフェアとかやるのだろう。それはさておき、今年の新作は『ふわとろたまご濃厚デミグラコロ』。どんな仕上がりなのか、さっそく食べてみることに。

・420円

ということで近所のマックへ。例え祝日の昼でも混むことなど無い埼玉の場末にある店舗なのだが、珍しく店の外まで行列ができていた。もしかしたら1年間グラコロを待ち続けた地域一帯のグラコロ過激派が押しかけているのかもしれない。

こういう時はモバイルオーダーだとロケットニュースに書いてあったので、人生初のモバイルオーダーデビューすることに。


たまたまデフォルトで言語設定が英語になっていて知ったのだが、グラコロって英語でもGracoroなんだな。

目当ての『ふわとろたまご濃厚デミグラコロ』は “Fuwa-toro Egg Demi-glace Gracoro“。どこまで英語にするかで話し合いが持たれていそうなローマ字と英語のせめぎ合い。


お値段は税込み420円。ノーマル版より50円高い。新装備のスクランブルエッグ風フィリングとデミソース分のコストだろうか。


・ふわとろ

持ち帰ったのがこちら。「中身が熱いことがありますので」「えび、かにエキスを使用」と、やや長めの注意書きがなされている。


モチフワでしっとりしたバンズに


新作特有のスクランブルエッグフィリングとデミソース


エビとマカロニが入ったグラコロの下には、キャベツとグラコロおなじみのタマゴソース。


食べてみると、味の面では上層のスクランブルエッグ風フィリングと下層のタマゴソースが強い! 上下に装備された たまごによる同時攻撃で、まったり感が圧倒的に高くなっているぞ!

また、スクランブルエッグ風フィリングは見た目以上にボリューム感のアップにも貢献している。

バンズはモチモチフワフワ。スクランブルエッグ風フィリングはトロっとした感じ。メインウェポンのグラタンコロッケも、衣がサクッとしているのは確かだが、どちらかというと中身のトロトロ感が強い。

商品名にもある “ふわとろ” が全てを語っていた。最もハードな質感を持つのが、みじん切りにされた弱々しいキャベツというレベル。食べると口の中でとろけていく

ということで、今年の新作グラコロもやはり強かった……! 長年のグラコロファンも満足間違いなしなクオリティだろう。是非食べてみてくれ!

参考リンク:マクドナルド食品産業新聞
執筆:江川資具
Photo:RocketNews24.