エンナァジイイイィィィッッ! みんなエナってるか? 久しぶりだな。エナジードリンクをこよなく愛する男、エナジーマンだ!! もらって嬉しいものは? と聞かれたら「金かエナドリ」と即答する俺だけに、今回のエナジー土産はテンションが爆上がりだった。

『エナジーボンバー ミナギルチカラ』という名の完全初見エナドリで、当サイトの記者・高木はるかが神奈川県にある自販機でたまたま発見。俺のために買ってきてくれたのである。へぇ~、神奈川のエナドリか。それではさっそくエナってみたい!

・エナジー序章

高木が取材で訪れた「中古タイヤ市場 相模原店」には、レトロな自販機が大量に並んでいるという。どれもホントに稼働してんのか? ってくらい古めかしいデザインだが、今回の主役『エナジーボンバー ミナギルチカラ』もそこで発見されたものだ(価格は100円)。


それを後日、編集部に遊びにきた高木が俺にプレゼントしてくれたのが今回の話の始まりというワケ。ほほう、ローカルエナドリのお土産とは良い心掛けだぞ。エンナエンナッ(笑い声)! ではまずエナジーサーチから始めていくか。

※説明しよう! エナジーサーチとは、エナジーマンが缶の裏の成分表示をただ眺めることである!!

・サーチ結果

エナエナ(ふむふむ)。100ml当たりのカフェインが32mgで、アルギニンが120mgか……。極めて普通だな。あとはナイアシン、ビタミンB群などが含まれており、変わった成分は特になし。超オーソドックスなエナドリである。


カップに注いでみると……


色はちょっとくすんだエナドリゴールドって感じだろうか。実際にエナってみると……おお! なんかレッドブルみたいな味だ。思ったよりもだいぶケミカル。レッドブルをマイルドにして、尖った部分をヤスリで丸く削ったらこうなった系というか。エナ(うむ)、悪くないぞ。

ただ……せっかく神奈川のお土産なんだから、もう少し神奈川っぽさが欲しかったというのが正直なところである。まあ「神奈川っぽさ」って何だよという話なんだけど……そういえばこのエナドリ、神奈川のどこの工場で作ってるんだ? 再び缶をチェックしてみると……な、何ィィィィィィイイイ!?


まさかの広島ァァァァアアア!

・中国地方出身

エンナァジイイイィィィッッ! 販売も製造もどっちも広島って! ゴリゴリの広島県民やないかワレェェェェェェ!! いや、勝手に勘違いしたことは謝るが、だったらあんなレトロな自販機に入ってんなよ! 地元民だと思うだろうが!!


……エナ(はて)?


あれ? 気のせいか? なんか……前もこんなことがあったような。ふと俺は、数年前に飲んだ “とあるエナドリ” のことを思い出していた。そう、あれはたしか『千葉ローカルエナジー』。当サイトのYoshioが千葉の道の駅で買ってきた千葉県限定エナドリだ。

ネーミングからして完全に千葉なので、てっきり千葉県内で作っているかと思いきや、なんと製造は広島の工場が……


エナ(はて)?


・デジャブ

ちょ、ちょっと待ってくれ。いや、まさかそんなことが……。妙な胸騒ぎを覚えた俺は、すぐさま当時の記事をチェック。震える手をおさえながらページをスクロールしていった。その結果……


完全に同じ業者やないか!

そう、『エナジーボンバー』も『千葉ローカルエナジー』も、製造しているのは「宝積飲料」という広島の会社だったのである。またお前か! 何回ダマすんだコラ!! いや、まあ今回のケースは俺が悪いんだけどよ……と思ったら! ここでさらなる衝撃の事実が明らかに。

・余罪

以前紹介した阿波踊り専用エナジードリンク『Awa Rise(アワライズ)』。主に徳島県内の自販機で売られているという激うまエナドリだが……なんとあれも宝積飲料が製造しているというのだ! お前止まんねぇなオイ!! どういうテンションで作ってんだよ!


千葉、神奈川、そして徳島……全国各地のエナドリを支配する宝積飲料とは一体何者なのか? 高木のエナジー土産をきっかけに浮かび上がったエナドリ界の闇を前に、ただただ震えるしかない俺であった。ローカルエナドリ、奥が深いぜ……。

参考リンク:宝積飲料
執筆:エナジーマン(あひるねこ)
Photo:RocketNews24.

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