サブスクリプショォォォオオンッッ! みんなサブってるか? 久しぶりだな。サブスクにとても興味がある男、サブスクマンだ!! 前回の「お肉のサブスク」以来、2回目の登場である。なので記念にもう一発。サブスクリプショォォォオオンッッ!!

さて、俺が今回サブってみるのは、キリンの会員制生ビールサービス「ホームタップ」だ。前からずーっと試してみたかったんだけど、どうやら最低12カ月継続しないと解約手数料がかかってしまうらしいんだな。それはちょっと厳しい……と思っていたら! よもやよもや!!

運よく1カ月間の「お試しプラン」に申し込むことができたので(現在は受付終了)、実際に使ってみた感想をお伝えしたい!

・ビールが届く

「ホームタップ」の契約者は専用サーバーを無料でレンタルできる。ビールは月に2回届くシステムで、「月4Lコース(税込8250円)」と「月8Lコース(税込1万2430円)」の2つのコースが用意されており、ビールの追加注文や違う銘柄への変更も可能だ。

通常は12カ月以内に解約すると税込1万6500円の解約手数料が発生してしまうのだが、今回申し込んだ1カ月間の「お試しプラン(税込9800円)」ならそういった手数料は必要ない。期限までにサーバーを返却すればOKである。

サーバーと一緒に『一番搾りプレミアム』(1L×4本)も届いてテンションMAX! ただし、ビールは事前に10時間以上冷やす必要があるため注意だ。その間にサーバーのセッティングを済ませておくぞ。

・準備編

見た目もオシャレな「ホームタップ」専用サーバーは、簡単に言うと業務用のサーバーをめちゃめちゃシンプルにした感じの作りになっている。電源を入れたらフタを開けてガスユニットを取り出し……


炭酸ガスのカートリッジを取り付ける。


時は飛んで10時間後──。冷蔵庫から出したビアボトルに付属のキャップを取り付け、サーバーの冷却部にセットする。電源を入れるとこの部分は冷えっ冷えに。


チューブを固定し……


炭酸ガスのコネクタを取り付けたら……


準備完了だ!

・発射編

さあ、緊張の一瞬である。ビールと一緒に冷やしておいたグラスを45度傾け、レバーを倒して内側に沿わせるように注いでいく。注ぎ始めは泡が多く出るので捨てちゃってもいいぞ。

7分目程度まで注いだら……いよいよここからが本番。レバーを奥に倒して泡を出します。よ~く見ててくれよ。


フオォォン……! 拡大してもう一回。


フオォォン……!!


・圧巻

サ、サブスクリプショォォォオオンッッ! 泡ハンパねェェェェェエエエエエ!! な、なんちゅう完璧なルックスや……。こんなん外で飲んだら、さぞかしウマいに決まってるYO!


なのでベランダに出まして……


サブスクリプショォォォオオンッッ!

・最高

まあ、控えめに言って優勝だろうな。缶ビールを取り付けるタイプの市販のサーバーも、アレはアレで十分スゴイんだけど、やっぱりこのサーバーと比較するとガチ感が足りないというか、プロとアマチュアくらい決定的に違うと言わざるを得ない。

それくらい「ホームタップ」の専用サーバーは本格的なのだ。雑な中華屋とかで出てくるような生ビールよりも断然ハイクオリティだと思うぞ。きめ細かくクリーミーな泡は口当たりを柔らかくし、炭酸と共に香りを中に閉じ込めるフタの役割を果たしている。

一つ注文をつけるとしたら、もっとキンキンに冷えてくれてもよかったかな。おそらくこれがキリンの考える最適なビールの温度なんだろうけど、個人的には「若干ヌルい」と思わないこともなかった。このあたりはジョッキを冷凍庫で凍らせるなどして、各自でカバーするしかあるまい。

とは言え、やはり自宅にガチのビールサーバーがあるとQOLが爆上がりしますな。何かムカつくことがあっても、「俺はいつだって生ビールをキメられるんだぞ」と虚空に向かってイキリ散らせるのはデカイ。我、激烈無敵なり。

まあロング缶8本分で8250円、16本分で1万2430円という金額は、それなりに生活に余裕がないと出せない気がするが(しかも1年以上)、週末の楽しみ用に導入する価値は大いにあると思われる。純粋に楽しいしね、サーバーからビールを注ぐのって。

興味はあるけど、さすがに1年縛りは怖ぇーよ……という人は、この記事を読みながら「お試しプラン」の受付再開を気長にお待ちいただきたい。というところで、今回の検証はここまで。また次のサブスクで会おう。サブスクリプショォォォオオンッッ!

参考リンク:キリン ホームタップ
執筆:サブスクマン(あひるねこ)
Photo:RocketNews24.