サブスクリプショォォォオオンッッ! みんなサブってるか? 久しぶりだな。サブスクにとても興味がある男、サブスクマンだ!! めっきり秋めいてきたことだし、こんな時は家にこもってサブスクを楽しむしかあるまいて。

さて、今日はサブスクに興味がある上に、よく家飲みをする人にぴったりのサービスをご紹介すっぞ。その名も家飲み定期便「ツマミクル」。月に一度、日本全国から選りすぐりの “ご当地おつまみ” が届くという酒飲みに特化したサブスクだ。マジかよ、そんなんサブるしかねぇだろ!

・おつまみのサブスク

食のバイヤーが現地に足を運び厳選した おつまみが届くという「ツマミクル」。月々3800円(税・送料込)と、この手のサブスクにしては比較的試してみやすい料金設定になっている(九州・沖縄・北海道は送料の違いから4200円)。グッサブだ(グッドサブスクリプションの略)。

商品は常温・冷蔵・冷凍が月ごとにランダムで届くとのことだが、初回注文分は「初回セット」としてあらかじめ中身が決まっており、公式サイトにも大々的に掲載されている。ちょうど荷物が届いたのでさっそく開封してみるぞ。これがツマミクルの初回セットだ! どどん!!


スライスいぶりがっこ(秋田・高関上郷農場)


手間がかかるくんせいたまご(福島・スモークハウス)


いわしのアヒージョ(青森・ヤイチ)


クリームチーズの味噌漬け(福島・みそ漬処 香の蔵)


カツオまるごとにんにく(静岡・カネシン)


じゃがバター(北海道・JA帯広大正)


鶏もも一本カレー(岩手・とりもと)※初回限定おまけ

・のんべえ歓喜

見よ! このお子様があまり喜ばなそうなメニューの数々を! 思わず「分かってんなー」と呟いてしまうくらい、清々しいまでの酒飲み仕様である。そうなのだ。こういうのさえありゃあ、俺たちは満足なのだ。あとはとっとと酒飲ませぃ!

というワケで、まずはビールで乾杯したい。前回の記事でレンタルしたキリンのビールサーバー「ホームタップ」が役に立つな。それにしても生ビールと日本全国のおつまみって、家飲みというよりもはや居酒屋ではないか。

いわしのアヒージョやら、140時間も燻製(くんせい)したという卵やら、スーパー等では微妙にお目にかかれない品ばかりでテンションが上がりMAX。産地が詳しく書かれているため、おつまみを通して旅気分を味わえるのも魅力の一つだろう。

ただね……これはビールやない。日本酒ですわ。実はこの時、日本酒のサブスクも同時に楽しんだのだが、それは後日改めてお伝えしよう。さて、そんなこんなで大いに初回セットを堪能した俺は、最高と思うと同時に激しく後悔もしてしまった。なぜか?

ここで話は昨年1月にさかのぼる。読者から俺宛てに届いた「こんなサービスがあるから試してみてほしい」というリクエスト。それがツマミクルだった。で、俺も少なからず興味を抱いたのだが、なんとなく後回しにしているうちに今日に至ってしまったのである。至りすぎだろ。


いやぁ……今にして思うよ。もっと早くやっときゃよかったと。昨年の1月というと、我が家ではジュニアが生まれてまだ数カ月で、外食のハードルはとんでもなく高かった(爆弾を抱えている感じ)。入れたとしてもファミレスがやっと。居酒屋なんて、ほぼ火星に行くようなものである。

・大後悔

もし……! あの時、ツマミクルがあれば……! すぐにリクエストに応えていれば……!! 俺は陵南戦の三井寿ばりに後悔していた。ゆっくり買い物もできない時期だったので、きっといろいろ捗(はかど)ったに違いない。なぜ俺はあんな無駄な時間を……!

あとこれは非常に重要な情報なので参考にしていただきたいのだが、ツマミクルはサイト上でサブスクを解約できるという点も大変素晴らしかった。手続きは専用フォームにて毎月20日までに行えばOKというこの簡単さはマジでグッサブ。すべてのサブスク運営者が見習うべきである。


──以上。おつまみ自体はクセの強いものも多いので、それなりに人を選ぶかもしれないが、俺としては今後も継続したい(してもいい)と思える良サブスクだったぞ。家飲みを充実させたい人はぜひお試しあれ!

というところで、今回の検証はここまで。また次のサブスクで会おう。サブスクリプショォォォオオンッッ!!

参考リンク:ツマミクル
執筆:サブスクマン(あひるねこ)
Photo:RocketNews24.