新しいバッグを買って気分を上げたい……ということで、Amazonで「大人のカジュアルスタイルにぴったり」かつ「通勤や通学、普段のお出かけはもちろん旅行にも大活躍」というバッグを購入した。価格は5025円で、総合評価は「星1つ」のバッグである。
レビューには「サイズが小さかったのでいまいちでした」と書いてあった。商品ページには「デザインと機能性を兼ね備えた、毎日使いたくなるアイテムです!」と紹介されていたが、人によって合う合わないがあるだろう。実際のところはどうなのだろうか。
・Amazon低評価のバッグ
問題のバッグは中国から約2週間かけてやってきた。商品名は「読売ジャイアンツ1 リュック バックパック かばん 子供 女の子 軽量 大容量 便利 通学 通勤 旅行 アウトドア プレゼント 男女兼用」である。名前の時点でネタバレしてしまったが……
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読売ジャイアンツのリュックサックである。
このバッグが「大人のカジュアルスタイルにぴったり」かどうかは一旦置いといて、バッグを見たら「ジャイアンツの選手が集合しているデザインのリュック」と思うはず。しかし、実はそうではない……どういうことか説明しよう。
・原辰徳監督
ど真ん中にいる “若大将” こと原辰徳監督に注目してほしい。チームを指揮する監督だから中央にいるのは分かるのだが……
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リュックの底面にも原辰徳監督。
上部の持ち手にも原監督。
そして当然、背中にも辰徳がいて……
ショルダーストラップにも辰徳。
さらに両側面にも辰徳がいるのだ!
もはや「ジャイアンツバッグ」というより「原辰徳バッグ」と言った方がいいかもしれない。多くのジャイアンツファンは、主力である坂本勇人選手や岡本和真選手くらいはプリントされていると思っただろう。しかし実際には……原辰徳の嵐。ただの「辰徳まつり」だった。
一方で、機能面はとくに問題なし。PC用のポケットもあるし、私が普段仕事で使っている荷物くらいは余裕で入る。サイドには500mlのペットボトルがすっぽり入るポケットもあったぞ。
ただ何をするにも原監督が気になってしまう。
実際に背負ってみると……
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後ろ姿は問題ない。熱狂的な巨人ファンなら試合観戦用にいいかも。野球少年にプレゼントしたら喜ばれそうだ。
しかしなぜ両肩に辰徳を配置したのだろうか。いくらジャイアンツが好きでも「両肩に辰徳」は主張しすぎな気がする。いくらなんでも辰徳過ぎるのだ。
とはいえ、ジャイアンツ愛・原監督愛にあふれた方は「たくさん原辰徳監督をプリントしてくれてありがとう」と思うのかもしれない。タオルやペットボトル、メガホン、カメラくらいなら余裕で入るので、デザインが気に入ったら応援用にどうぞ。現場からは以上です!
参考リンク:Amazon「読売ジャイアンツ1 リュック バックパック かばん 子供 女の子 軽量 大容量 便利 通学 通勤 旅行 アウトドア プレゼント 男女兼用」
執筆:砂子間正貫
Photo:RocketNews24.