ジャンボ〜! アフリカはケニアに住んでいるチャオスです。娘は2人。一人はまだまだ小さくて(3歳)、イヤイヤ期の真っ最中。そんなオレに対して、こんな相談がリクエストボックスに届いたよ。


「娘が絶賛イヤイヤ期ピークで、イライラをおさえるのに必死な毎日です。 チャオスさんにもかわいい娘さんがおられますが、イヤイヤされた時はどう対応していますか? アフリカ流、チャオス家流の考えや子育ての秘訣のようなものがあれば教えていただきたいです。宜しくお願いします!」


とのこと。ゆきゆきさん、ありがとう。オッケオッケ。答えちゃおうかな。たとえば……

朝、娘が起きたかと思ったら泣き始めた。泣いているだけで何も言わない。非常に機嫌が悪いようだ。そんな時、オレは


「何か食べる?」


と言う。おなかが空いてりゃそれでOK。仮に、食べ物を与え「イヤイヤ!」や「いらない!」と泣きわめきながら ひどい振る舞いをしたとしても、オレは決して怒らない。そしてこう言う。


「何が食べたいの?」


と。そのリクエストに(応えられれば)応えて食べ物を与え、食べてくれたらそれでOK。でも、リクエストに応えたのに「おなかいっぱい!」なんてイヤイヤされることもある。


それでもオレは怒らない。なぜか?


イヤイヤするのは成長している証(あかし)なんだ。だから、親が理解できない “おもしろい反応” をしたりするんだ。そんなのにいちいちイライラしてたら疲れちゃうよ。


多くの子供が泣く理由は、疲れたときや、空腹のとき、何らかの事情で不快なとき、病気のとき、どこかが痛いとき。それらすべて「心が成長している」から泣くんだ。泣く=成長なんだ。

イヤイヤされて、何も食べてくれなかったとしても、最終的にはお腹が空いて食べるから。ふざけながら動き回って食べたりしても、お腹がいっぱいになればそれでOK。

「パンちょうだい」 → 「パンだよ」 → 「いらない!」なんてことがあっても、おなか空いたら食べるから。だからイヤイヤされても安心して。もっともっと大らかな気持ちで接しよう。


でも、危険なモノから子供たちを守ることは忘れないで。たとえば料理するとき、包丁とかを子供が届かないところに置いておくようするとか。そういうところは、ちゃんとしよう。


てな感じで、長くなっちゃったけど、結論的には「いやいや=心の成長」、「親は心にゆとりをもって接しよう」、「子供は好奇心のかたまりなので、危険なものからは遠ざけよう」の3つかな。また何かあったら気軽に質問してね! クワヘリ〜♪


執筆:チャオス(カンバ族)
超訳:GO羽鳥
Photo:RocketNews24.

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