ひとくちに「焼き肉プレート」といってもピンキリだが、高くても二、三千円で買えるのではなかろうか。かく言う私も2年前の2020年、2000円チョイにて焼き肉プレートを購入。しかし一度も使わないままクローゼットの中に眠っている。

なかなか一人だと、プレートを使った焼き肉なんてやらないんだよね……なんて思ってたら、ダイソーから「おひとりさま用」とも言うべき焼き肉プレートが発売されていた! 価格は税抜き500円!! いい肉を買ってきて、レッツ焼肉と相なった。


商品の正式名称は『焼肉プレート鋳物』。ウリは「温度ムラが少なく料理を美味しく仕上げる」で、サイズは直径約16cmのドーム型。


商品ラベルの説明文には一切それらしきことは書いていないが、写真を見るに、おそらくキャンプ用に作られた商品だと思われる。それはさておき、鋳物なので軽くシーズニングなどをしてから、


いい肉を用意して……


着火!


牛脂をヌリヌリして……


お肉・オン!


……とかやっていたのだが、どうもウチのコンロでは安全装置的なモノが働くようで、すぐに「ピー」とブザーが鳴って火が消えちゃう。なぜだろう? ドーム型の構造だから? ともあれ、このままではコトが進まないので、


カセットコンロを用意して、


再び着火!


いい感じ、いい感じ〜!


うまし!


豚肉も……


うまし!


すき焼きにも対応の大きめ肉も……


うまし!


──と、結論的には「鋳物なんで手入れは必要ですが普通に使えますよ」てな感じなのだが、やはり家庭用としてはサイズ的に小さく、焼いては食べ、焼いては食べ……を繰り返すのが面倒になってきたため、


当記事の冒頭で説明した、一度も使っていない焼き肉プレート『イワタニ 焼き肉プレート』を引っ張り出してきて、


残りのお肉を焼いてみたところ……


こ、こっちのほうが上手く焼ける……!!


それはもう明らかに、こっちのほうが美しく焼ける……!


焼き場の広さも十分だし……


フッ素加工されているから手入れもしなくてOKだし、


確実に……


さっきのよりも……


う……!!


ま…………!!!!


いーーーーーーッ!!!!!


当然と言えば当然である。かたやキャンプ用の500円。かたや家庭用の2000円チョイ。後者のほうが、家では使いやすくて当然なのだが、ここまで差があるとは思わなかった。本気でビビった。それほどだ。


もしも今後キャンプの予定がありキャンプ用として買うのであればダイソーのでもOKだが、これを家庭用として使うのはやめた方が良いだろう。使えないコンロもあることだろうし。家庭用なら4倍出してもイワタニ製の方が良い。


餅は餅屋。キャンプ用はキャンプ用だし家庭用は家庭用。そして、やはり “高いものは良い” ということに気づいた今日この頃なのであった……。たかが500円、されど500円。いい肉は、いいプレートで焼いて食べたい。


参考リンク:イワタニ「焼肉プレート」
執筆:100均評論家・GO羽鳥
Photo:RocketNews24


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