値段にビクビクせずに焼肉が食べたい。「うわ、コイツ安い肉ばっか頼むなあ」などと思われることなく、好きなように焼肉が食べたい。
そもそも肉を焼くだけなんだから、焼肉なんか家でもできるんじゃないかと思い続けていた。とはいえ、ホットプレートやフライパンじゃ味気ない。高い専門器具を買うくらいなら店に行って食べたほうがいい気がする。
ある日、西友の調理グッズコーナーを見ていたら、1500円で焼肉プレートが販売されているのを発見した。
なんでもこのプレートをカセットコンロに乗せるだけで焼肉ができるらしい。これこそ、私の理想のおうち焼肉グッズでは……?
・カセットコンロのイワタニが起こした革命
購入したのはカセットコンロで有名なイワタニの「焼肉プレート(S)」。オープン価格だが約1500円前後で販売されており、大きめのLサイズもある。発売は2021年8月だというから、比較的ニューカマーだと思う。
プレートのサイズは直径25cm、高さ4.6cm、重さは550gと軽量。表面にフッ素加工がされているので、油なしでも焦げ付かないらしい。
そして大きな特徴が、プレートの外側に穴が空いていて、余分な油が落ちるようになっていること! 下に水受皿もついていて、そこに油が落ちるという。
1600円にしてはずいぶん気が利いているではないか……。
・スーパーのおつとめ品の肉をゲット
スーパーに行って、300円引きで850円になっていた黒毛和牛のもも・ばらカルビの焼肉セットを購入。肉は165gあるのでけっこう楽しめそう。
スーパーの精肉コーナーは、焼肉とかステーキ用のいい肉が夜になると値引きされていることが多いので、うまくいけばかなり安くで焼肉が楽しめそうな気がするぞ……。ワクワク!
・いざ、焼肉
匂いがこもらないよう会社の会議室の窓を全開にして……さっそく、プレートで肉を焼いていくぞ〜!
と、その前に注意しておきたいのが、このプレートはイワタニのカセットコンロ専用商品だということ。水受皿の溝はイワタニのコンロにぴったりハマるサイズに設計されているので、事前に手持ちのカセットコンロのメーカーをチェックしておくべし。
調べたところ、カセットコンロはイワタニがシェア率トップらしいのだが、念のため。
水受け皿に200ccの水を入れて……コンロに火を付けたら、プレートにお肉を載せていく。
プレートはアルミ製なので熱伝導が早い! ジュワ〜っといい音を立ててお肉が焼かれていくのでテンションあがるなあ。
バッチリ焼き目もつくし、脂身多めだったばらカルビの余分な油も、水受け皿へと落ちていく。
焼けたお肉を食べると……美味い!!!! これは間違いなく、焼肉!
たった1500円で、会社の会議室が焼肉屋になってしまった。うひょ〜〜〜〜! 850円で買ったお肉もボリューミーでおいしいし、コスパ最高では……!
フッ素加工のおかげで、プレートの油汚れもスッキリ落ちたので、後片付けもしやすい。
あと、カセットコンロは持ち運びができるので、家の中で換気しやすい場所に持っていけるのもいいと思う。アウトドアでも使えるしね。
・お店の味と比べると…?
十分美味しい焼肉が食べられるとはいえ「お店と全く同じ」とはいかない部分もある。炭火焼きのような香ばしい風味にはならないのと、油が落ちるといっても網焼きに比べると油残りはある。
私が買ってきたばらカルビの脂が多すぎた……というのもあるけれど、いつもの焼肉よりも胃にどっしりくる感じがした。逆に、プレートに脂が残るのでロースのような脂身の少ない肉は満足感がアップする。脂が多い部位よりも赤身の肉のほうが美味しく焼けそうだ。
でも、そのあたりの問題を入れたとしても、薄くて軽くて手入れもしやすいので1500円でこれは圧倒的に買い! 買って損はないので超おすすめだ。
個人的には炭焼きではない格安の焼肉店に行くならば、スーパーでおつとめ品のちょっといい肉をゲットして、このプレートで焼肉を好きなときに楽しみたいなあと思う。おうち焼肉のレボリューション、みなさまもぜひ体感してほしい。
参考リンク:岩谷産業
執筆:御花畑マリコ
Photo:RocketNews24.
▼落ちた油はちゃんと水受けにキャッチされていた