「イメージと実際が違う」、そういうことはよくある。たとえばこの私(佐藤)がそうだ。当サイトでは「クズ扱い」されているけど、実際は至極まともな常識人なのである。

いわば「職業クズ」、「ビジネスクズ」。仕事のためならクズになれる、まともなサラリーマンである。そんなまとも人間の私がどうしても告白しなければいけないことがある。

今日はロケットの暗部、いや恥部についてお伝えさせて頂きたいと思う。どうか心して読んでほしい。

・スーパーハッピーな職場作り

このことはできるだけ隠しておきたかった。語りたくはなかったのだが、もはやこれ以上見て見ぬフリはできないと判断し、ヒミツを明かすことにしたのだ。当編集部で私は最年長である。人生の先輩として、みんなの手本になるべきではないか? と常々自らを戒めている。

「クズ」「気持ち悪い」「吐き気がする」などなど。いくら他のメンバーが私を口汚くののしったとしても、笑って過ごせる人間でありたい。それが私の矜持(きょうじ)だ。


「なんとでも言いたまえ。ヨゴレは私が引き受けるから、みんなはかっこよくやってくれ!」


そんな風に日々思い「ハンバーグ!」とか……。


「ぶっとびーーッ!」とか……。


「チャーン!」言っているのだ。


そしてチームの絆を大切にしている。結婚や出産などのいわゆる慶事に贈り物をかかさない。みんなが幸せに生活してこそ、良い仕事ができると考えている。彼らの家族は私の家族! みんな家族! みんなが幸せになることこそ、私のミッション(使命)。

良い仲間とめぐり合えて私自身が幸せなんだから、チームも家族も幸せになるのは当然、いや必然だと考えている。


「スーパーハッピーな職場作り」に心がけることが、年長者の私の務めであると自負している


だが、その考えは間違いだったかもしれないと考えるようになった。というのは「チームのほころび」を感じざるを得ないからだ。


・「チームのほころび」を明かします……

私は思う、人生とは日々の積み重ねであると。だからこそ、小さな積み重ねが大事なのではないだろうか? あの西川きよし師匠も言っていたではないか、「小さなことからコツコツと」と。小さな1歩を積み重ねているからこそ、ずっと遠くまで行けるのではないか。

逆もまた “真” なり。ささやかなことをおろそかにすれば、いずれ大きな過ちへとつながりかねないのだ。何を積み重ねていくか、それこそが人生であると。


我々チームのほころびを感じたのは、ささいなきっかけだ。1日の始まりの「あいさつ」が私に不安を感じさせたのである。

たかがあいさつと侮ってはいけない。あいさつは人と人とをつなぐ架け橋。会話が成立しなくても、目を見てあいさつするだけで、互いの理解は多少なりとも深まる。

ときに関係が険悪になったとしても、あいさつが関係修復のきっかけになるかもしれない。何より、チームが意思疎通をはかるには、できるだけ多くの言葉を交わしている方が良いのだ。

「おはよう!」「おいっす!」「よ!」、そんなわずかな言葉から何か大きな成果に結びつくことだってありえる。


だから今日も、私流のあいさつ「おっす」から仕事が始まる。


佐藤「おっす」
羽鳥「お疲れさんで~す」


佐藤「おっす」
サンジュン「うぃっす」


佐藤「おっす」
和才「おはようございます」


佐藤「おっす」
御花畑「お疲れ様で~す」


佐藤「おっす」
原田「おはようございます」


佐藤「おっす」
砂子間「おはようございます」


佐藤「おっす」
中澤「おはようございます」


佐藤「おっす」
あひるねこ「……(カタカタカタカタ)」


佐藤「あひちゃん、おっす」
あひるねこ「……(カタカタカタカタ、ターン! カタカタカタカタ)」


佐藤「あひちゃん、おっす!」
あひるねこ「(ターン! カタカタターン! カタカタターン!)」


佐藤「あひちゃ……」
あひるねこ「はあ?」


あひるねこ「はあ!」


誤解を招くといけないので断っておくが、彼は悪くない。何も悪くない。


悪いのはこの私だ!!

年長者として伝えるべきことを伝えきれていない私が悪い!

あひるねこは悪くない! 私が悪いんだ!!


「あいさつは大事」、なぜ今まで彼にそのことをしっかりと伝えることができなかったのだろうか? こういうところから、チームの足並みは乱れ、コンセンサス(合意)がとれなくなり、気が付けばみんな無言……。そういう可能性だってある!

……なんてことをしてしまったんだ。私が甘やかしてきたばっかりに、彼は手に追えないほど付け上がってしまった。悔やんでも悔やみ切れん!


あらためて誤解がないように、彼のことを補足しておくと、彼は大変優秀なライターだ。取り選ぶネタ、記事の書き筋、ワードセンス。それらすべてがパーフェクト。当サイトは「あひるねこ以前」と「あひるねこ以後」に分けられると個人的に思っている。

それくらいの功労者であり、エース級の働きをしている。そんな彼にできれば言いたくない! 「あひるねこよ、あいさつは大事だ」なんて、説教じみたことを言うよりも、のびのびと働いてほしいと願っている。


だが……


このままでは……


あの野蛮なまなざしがますますドス黒くなるばかり……



冒頭で申し上げたロケットの恥部とは私のことだ。あいさつひとつ満足に教えられない年長者の私こそが、ロケットの恥ずべきところである。


それでもこれからも温かく見守ってほしい! 俺以外はみんな最高なんだ! どうかこれからも、みんなのことをよろしくお願いします!!

恥部:スーパーハッピー佐藤
Photo:Rocketnews24

▼職場のみんなの幸せを願っている、スーパーハッピー佐藤

▼スーパーハッピーといえばコレ! 名作記事です