昨日2022年5月24日、ネット民の間に衝撃が走った。『HUNTER x HUNTER』で知られる漫画家・冨樫義博先生を名乗る人物が突如Twitterアカウントを開設。「とりあえずあと4話。」というコメントと共に、原稿用紙の一部を写した画像を投稿したのだ。

現時点でこのアカウントが冨樫先生ご本人のものなのかは不明だが、開設からわずか1日でフォロワー数は130万人を突破。大きな注目を集めている。もしかするとこれは『HUNTER x HUNTER』の連載再開も近いのか……?

・高まる期待

ここ数年、「連載再開」というワードがトレンドに入るたびに我々をガッカリさせてきた『HUNTER x HUNTER』。もはや諦めていたファンも多いんじゃないかと思われるが、もしあのアカウントが本物なら、連載再開にいよいよ希望の光が見えてくる。

まあ冨樫先生のことなので、ここからあと数年待たされるという可能性もゼロではないが、再開に備えて準備しておくに越したことはないだろう。そこで、現時点での最新刊である単行本第36巻を久々に読み返してみたところ、予想外の事態が起きた。


何も覚えてねぇ……。

・記憶ゼロ

マジかよ。『HUNTER x HUNTER』は連載第1話から最新話まですべてジャンプで読み、その後コミックスでも読み返しているはずなのに、1ページ目から何がなんだかまったく分からないぞ。誰なんだよ、この「第1層 最高裁判官室 最高裁判官 クレアパトロ」って。こんなヤツいたかよ!

だがそれもそのはず。この36巻が発売されたのは2018年10月で、なんと今から3年以上も前なのだ。そ、そんなに休載していたのか……。どうりで何も覚えていないはずである。もはやノブナガが18年ぶりに「円」を使ったことくらいしか覚えていないではないか。

・激ムズ

現在『HUNTER x HUNTER』は、暗黒大陸へ向かう船内で始まった「カキン王国王位継承戦」の真っ只中であり、14人もいる王子やら、王妃やら、護衛やらによる謀略が複雑に絡まり合っている状態だ。久々に読むともう誰が誰で、何を目的に、誰と対立しているのかサッパリ分かりませぬ。

さらにこの「王位継承編」の恐ろしいところは、まあまあ主要な人物から脇役のモブキャラに至るまで、登場するほぼ全員が小難しいことをめちゃめちゃ思考しまくっているという点にある。要はみんな、超絶的に頭がいいのだ。

そんなキャラを同時に数十人も登場させる冨樫先生はさすがとしか言いようがないが、読む側からしたら「コイツさっきから何言ってんだ?」てなもんだろう。あまりに膨大すぎるセリフ量も、記憶を混乱させる原因の一つとなっていると思われる。

・要復習

やはりこの話を正確に理解するには、33巻あたりからしっかりじっくり読み返す以外に道はない。いつか再開すると思われる(願望)連載に備えて、各自復習に励んでいただきたい。

参考リンク:Twitter @Un4v5s8bgsVk9Xp
執筆:あひるねこ
Photo:RocketNews24.

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