「来年の夏休みは沖縄に行こうか!」

数ヶ月後には新型コロナウイルスとかいうはた迷惑なウイルスがやってくるなんてつゆ知らず、家族でそんな会話をしていた時代もあったなぁ(遠い目)。

あれから数年経ったけれど、未だに筆者一家はこの計画を実行できていない。ちょっとずつ日常が戻ってきているとはいえ、さすがにまだ気軽に出かけるのは怖い気がする。

でも……でも、そろそろ筆者の沖縄欲は爆発寸前です!! もう何度YouTubeで沖縄散歩の動画を再生したことか!! 

沖縄に行かせてくれとは言わない、何か沖縄に行ったような気分になれる手段はありませんか……ん?

これは……「バーチャルOKINAWA」?


・国際通りエリア

「バーチャルOKINAWA」は、株式会社あしびかんぱにーが運営しているメタバース空間。ここでは沖縄の有名な観光スポットが忠実に再現されているそうだ。

つまりここにアクセスすれば、自宅にいながらにして沖縄散策体験ができる……ってコト!? さっそく公式サイトの解説通りに準備を整え、バーチャル空間の沖縄に突撃してみた。

ワールドに入った瞬間、目の前に現れたのはバス停。目の前の広告コーナーには操作方法やバーチャルOKINAWAのキービジュアルが貼られている。動き方を把握したところでなんとなく左を見てみると……


国際通りだぁ~~~!!!


華やかな門と共に現れたのは奇跡の1マイル、国際通り。


すごいすごい、本当に国際通りを歩いているみたいだ!


このスクリーンショットを見て、「メタバース空間で撮影してきたな」と見抜ける人はどれだけいるだろう? 美ら海水族館の上に英会話のイーオンが見えるのもリアルすぎる。

だがそこが逆に「実際の国際通りを歩いている感」を味わえる要因になっているのかもしれないな。こういうのが見たかったんです。


筆者は高校の修学旅行の際に国際通りを訪れたのだが、今回このバーチャル国際通りを歩いたことでその時の記憶がはっきりと蘇ってきた。

お土産を試食しすぎて昼ごはんの頃にはすっかりお腹いっぱいになっていたことなんて、今の今まで忘れていたのに……。国際通り、土産物店がいっぱいあってどこでお土産を買おうかめちゃくちゃ迷うんだよな……。


リアルな散策を楽しめるだけでなく、バーチャルだからこその要素も満載。たとえば入り口のすぐ近くにあるこのちんすこうは手に取って適当な場所に投げると……


空を泳いでいる魚たちが食べにくる!


さらに、この光っているレーンを長押しすると……


現実では絶対に行けないこんな高所から通りを見下ろすこともできるぞ。このレーンはかなり先まで続いているので、モノレールのように移動手段としても使うことができそうだ。


・首里城エリア

国際通りだけで既に満足感が半端ないけれど、実はバーチャルOKINAWAにはもう1つエリアがある。入口のバス停に停まっているバスに乗り込むと……

首里城に到着!!

2022年4月26日に公開されたばかりのこの首里城エリアでは、首里城公園の各スポットがやはり忠実に再現されている。

建築物だけでなく首里城公園から見下ろした景色など、細かいところまでこだわって作られているのがよく分かる。


各所にいるガイドさんの話を聞きつつ、長い道を登りきると……


首里城正殿に到着! ガイドブックでよく見る光景だ~!! 


今自分がいるのはバーチャル空間のはずなのにこの迫力である。

うわーっ、こんなの実際に自分の目で見られたらもっと大迫力なんだろうな~!! 2019年に発生した火災により焼失してしまった首里城正殿だが、一刻も早くまたこんなふうに堂々とした佇まいを見せてくれますように……!


・リベンジまで耐え抜けそう

はー、おかげでだいぶ沖縄欲が満たされた……YouTubeの散歩動画もいいけれど、やはり自分のペースで見たいところをじっくり見ると満足度と没入感が段違いだ。インターネットと現代の技術に感謝した。

ちなみにバーチャルOKINAWAは、これからもどんどんアップデートされていく予定だそう。例えば首里城エリアではプロジェクションマッピングや花火大会、エイサーイベントやエンタメフェスなど様々なイベントの追加が予定されているとのこと。

あ〜、何度訪れても飽きなさそう~!! これなら沖縄旅行のリベンジまで耐え抜けそうです……! とっても賑やかで楽しいバーチャルOKINAWAで、皆さんも是非沖縄散歩を体験してみてはいかがだろうか!

参考リンク:バーチャルOKINAWA
執筆:うどん粉
ScreenShot:2021 © Virtual Okinawa

▼実際に買い物ができるお店や……

▼華やかな居酒屋や……

▼沖縄のご当地Vtuber、根間(ねま)ういちゃんたちと写真を撮れるコーナーもあった! 情報量が多い~!!(歓喜)

▼沖縄のお土産「黒い濃い人」になれるアバターも用意されている。時々このアバターが通りを爆走していくこともありカオスだった

▼ドローンで撮影した首里城の動画を見ることができるコーナー。無事復旧作業が完了しますように……!