Oh、ジーザス……ッ! 場所は京都の二寧坂(にねいざか)。「このストリートにある」という情報だけを頼りに、あえてスマホも地図も封じ、1軒のスタバを探し続けていた筆者。端から端まで歩いても100メートルあるかどうかという程度の範囲。
スタバなんてどこにあっても目立つものだ。秒で見つかると思っていたが、全く見つからねぇ!! あまりに見つからなさすぎて、お腹が痛くても二日酔いでも神に懺悔しない筆者が祈っちまったぞオイ。
・ガチステルス
まるでNINJAだぜ……! いや、本物の忍者とか見たこと無いけど。結局諦めて別の神(Google)の力を借りることに。地図で場所をチェックすると、え、そこだったの?
場所的に、ストリートに入った時点で(トップ画像の眺め)、看板がすでに見えていたことになる。嘘やろ? どこよ……
いや、わからんて
あっ
あああああああ!!!!
セイレーンが京都に擬態しまくっとるやんけ! スタバが全力で景観に配慮したらこうなるもよう。ステルス性能はガチなようで、後ろから通りを撮っていたレンタル着物の見知らぬ観光レディ3人組も「この辺に凄いスタバあるらしいよ」「え、行ってみよ!」と会話しつつ真横を素通りしていった。
外のデカい看板は、ガチであのカメレオン的な擬態力の高いもののみ! 外観はマジでただのTHE 京都な古民家だ。初見殺しにも程があるぜ。たとえGoogle Mapを見ながらでも瞬時には見つけられないだろう。
・中もヤバい
外見はこの通り、全力でスタバらしい目立つ要素を絶滅させた仕上がりだが、中も凄まじかった。玄関から入るとこんな感じ。撮って良いですか? と聞くと、どうぞどうぞとのこと。他のお客さんも、みんなスマホで撮りまくっていた。
基本的に薄暗くされており、雰囲気がある。1階部分はオーダーする場所と、オーダーを受け取る場所があるのみ。客席は2階に設けられている。
オーダーを受け取る場所のそばには庭園が。
階層の移動は細い古典的な階段を用いて行われるのだが、上り専用と下り専用にわけられていた。
階段を上がった先にはお座敷が。近くにもう一部屋あったが、そちらはレディのグループが使用中だった。
細い廊下を通ってさらに奥に進むと……
スタバお馴染みの、カップだのを捨てたりする台が設置された広いエリアへ。
ここで左斜め後方を見ると、またしてもお座敷シート。コロナで座席数は減らされているが、ちゃんと使用可能だ。
ちなみに筆者が選んだのは、1番奥にある窓側のエリアのテーブル席。おっ、なんかイイ感じな丸い窓もあるやん! 雰囲気がエグすぎんだろ。
陣取った席からここまでやってきた方向を眺めると、こんな感じ。これはそこそこスタバっぽい眺めかもしれない。
ちょうど夕暮れ時だったので窓から外の通りを眺めてみたが、眺めが良すぎていつも以上にドリンクが美味く感じるぜ。
ということで、スタバの「京都二寧坂ヤサカ茶屋店」だが、外側も内側も圧倒的に「京都」感が半端なかった。京都のスタバと言えば「京都宇治平等院表参道店」と「京都三条大橋店」を過去にレポート済み。
どちらも唯一無二な特徴を持つ店舗でスタバファン的にはマストだと思うが、「京都二寧坂ヤサカ茶屋店」も外せない。いやー、こんなクールな店舗なのに、特別料金とか取られないのはマジでチートすぎんだろ……。近所の人がうらやましいぜ。
・今回ご紹介した飲食店の詳細データ
店名 スターバックス 京都二寧坂ヤサカ茶屋店
住所 京都府京都市東山区高台寺南門通下河原東入桝屋町349
時間 8:00〜20:00 ※現在(2022年1月時点)は変則的な営業時間となっている。詳しくは公式サイトで確認を!
参考リンク:スターバックスコーヒー
執筆:江川資具
Photo:RocketNews24.
[ この記事の英語版はこちら / Read in English ]
▼頼んだのは、店舗オリジナルのもの。濃厚なスムージー感で、もっちりした喉ごし。抹茶風味のわらび餅を飲んでるみたいで美味かった。
▼コロナ禍の営業時間はこんな感じ。
▼四角い窓もマジでクール。ここを書斎にしたい。
▼四角い窓からの眺め
▼あの丸い窓、日が暮れると店内の灯りで外から中がよく見えるもよう。この場所はド定番な撮影スポットなので、窓から外を眺めていたら色んな人の記念撮影に写り込めそう。