埼玉の片田舎に住んでいる私は、都内のカプセルホテルを頻繁に利用している。夜に予定が入った時には終電時間を気にしなくていいし、翌日早朝から仕事(行列に並ぶ等)がある時には、ギリギリまで寝られるうえに朝から大浴場やサウナを利用できるからだ。
しかも宿泊費がリーズナブルで、往復の交通費と比べても大差なし。それでいて駅から徒歩圏内の立地ときたら使わない手はない……てことで、この間もJR恵比寿駅から徒歩約2分の『ドシー恵比寿』に1890円で泊まった。こちら “泊まれるサウナ” として大人気なのだ。
・ドシー恵比寿
恵比寿駅の西口から約2分……「恵比寿一丁目」交差点のスグ近くに『ドシー恵比寿』はある。公式サイトによると、1900円から宿泊の料金プランがあり、会員(無料)の私は最低価格の1890円で宿泊予約をした。ちなみにチェックインは14時でチェックアウトは10時。
また宿泊以外にも、14時〜21時の「仮眠コース」や「サウナコース」もあるので、用事の合間にサクッと利用することも可能。宿泊するなら早めの予約がお得で、仮眠やサウナは予約ナシでOK。短時間でしっかり疲れを取りたい時におすすめだぞ。
・宿泊プランでチェックイン
この日は、18時から近くで用事があったため16時頃にチェックイン。宿泊プランの場合、館内着と大小タオル、歯ブラシが付いてくる。荷物を宿泊階のロッカーに入れて館内着に着替えたら、そのまま3階のサウナへ。
そう、時間があれば「ひと風呂」または「ひとサウナ」の時間を逆算してチェックインしたい。私の場合、心身ともにリフレッシュしてから出かける準備を終えるまで……だいたい1時間半から2時間あれば完璧。カプセルルームで20分くらい仮眠する時間も含まれている。
・ウォームピラー
さて、シャワーブースで体を洗ったら薄暗いサウナ室へ。扉を開けて正面にサウナストーン、左右に2段のベンチ。熱したストーンにミント水をかけて蒸気浴(ロウリュ)を楽しむサウナは、本場フィンランドにならって90度前後に設定。夕方は利用者が少なくて静か。
クールダウンは水風呂ではなく、TOTOのウォームピラー(水の柱)で行う。15度、20度、25度、30度、常温(水道水自然温)の中から選んで「打たせ湯」的に、冷水を頭から浴びる。水流はとても穏やかで、体を包み込むようだ。
ちなみにウォームピラーが物足りない猛者たちは、シャワーブースで冷水を思いっきり浴びている。私もシャワーブース派。キンキンの冷水シャワーを浴びまくりたい。その後、サウナ室の前、もしくは非常口付近に置かれたベンチで外気浴という流れ。
宿泊の場合は、滞在中いつでもサウナを利用可能。夜中も朝も同じようにサウナを利用した。コスパはかなりいいと思う。
・清潔感のある館内
カプセルルームの広さは普通だ。一般的なシングルベッドのサイズ感で、とくに狭いと感じることはなかった。清潔感もあって快適。他人のいびきが気になる場合に備えて耳栓も用意したが使わず。朝までしっかり熟睡できたぞ。
・近くに飲食店も多い
恵比寿駅のスグ近所だから周辺に飲食店やカフェも多く、チェックアウト後の朝食等で困ることもなし。非常に使い勝手が良い宿なので、機会があればぜひ利用してみてほしい。
・今回ご紹介した宿泊施設の詳細データ
店名 ドシー恵比寿
住所 東京都渋谷区恵比寿1-8-1
執筆:砂子間正貫
Photo:RocketNews24.