以前は整理券が配られていた無印良品の「福缶」だが、去年から混雑を避けるため店頭販売がなくなり、ネットストアの店舗受け取りサービスでのみ購入できるようになった。それは本年度も同様だ。事前にネットで応募し、当選した人だけが店頭で買えるというシステムである。
毎年福缶を購入している私(あひるねこ)は今年も無事に当選! 先ほど実物を受け取りパッカーンしてみたぞ。しかし結論から言うと「2022福缶」……去年と比べて大幅に劣化しております。おそらくここ数年でもワーストの内容です。一体どうしてしまったのか?
・無印良品の「福缶」
福缶の中身は毎年ある程度決まっていて、2022年だったら2022円分の『MUJI GIFT CARD』と、日本全国の手づくり縁起物プラスアルファという感じである。去年は『縁起物ブックマーク』というステンレス製のアイテムだった。
このプラスアルファの部分に関しては毎年それなりに違うので、楽しみにしている人は多いんじゃないかと思う。それではさっそく開封してみよう。オーーーープン!
ところが……
・「2022福缶(税込2022円)」の中身
・MUJI GIFT CARD(2022円分)
・縁起物(50種類の中から1つ)
・異変
マ、マジかよ……! ギフトカードと縁起物1個しか入ってねぇ……!! これはここ数年でも初めてのパターンである。いや、もちろん3年間有効&チャージして繰り返し使える『MUJI GIFT CARD』が入っているのは嬉しいし……
手づくりの縁起物も相変わらず味があって可愛らしい。今年入っていたのは愛知県瀬戸市の『開運招き寅』で、職人さんが一つ一つ生産しているという。
ただ、「これだけ……?」という気持ちは正直拭えなかった。加えて地味に気になったのが、缶そのものの仕様だ。どういうことかというと、実は今年の福缶はキャップが付いていないのである。つまり一度開けたらフタができない。
これにより、中身を出した後に小物入れなどにするといった使い方ができなくなってしまった。プラスチック削減のためなのかもしれないが、せっかく当選した缶なのにもったいないぞ。ちなみに当サイトが購入した2015年以降の福缶のうち、キャップなしの缶は一つもなかったことも併せてお伝えしておきたい。
・どうした福缶
福缶は中身が安定しているため、年によって違いを感じることは少ないのだが、今年に関しては大幅に劣化したと言わざるを得ないだろう。この仕様とラインナップが来年以降のスタンダードになってしまうのか? ちょっとムムムなお正月であった。
参考リンク:2022福缶
執筆:あひるねこ
Photo:RocketNews24.
▼2つ買った「福缶」の内、もう片方の缶には愛知県新城市の『寅童子』が入っていた。
▼縁起物は今年も可愛いんだけど……。