突然だが「らんらん」と聞いて皆さんは何を思い浮かべるだろうか。なんとなく「パンダ」だという人、世代によっては鈴木蘭々が思い浮かぶ人、はたまた「ごはんとまらんらん」なんて人もいるに違いない。

ちなみに「ごはんとまらんらん」とは福岡発の商品で明太子の老舗「ふくや」が販売しているもの。つい先日、都内のアンテナショップでたまたま見つけたのだが、実は2017年12月から売られていて名前にあるように「ご飯が止まらなさすぎる」らしい。フム……!

・上質なご飯のお供

ふくやといえば「めんツナかんかん」が有名で、明太子商品の実力は折り紙付き。それだけに「ごはんとまらんらん」がズルズルにスベっていることはないだろうが、せっかく見つけたのだ。どんなものか確かめてみよう。

お店に置いてあったのは明太子と明太ちりめんの2種類。ともに税込598円とご飯のお供にしてはちょっと高いかな〜という印象があるも、加熱した明太子に「サラダ油の王様」とも言われる上質な綿実油を加えているらしい。それが値段に関係しているのだろうか。

・白米

まぁそんな推測はさておき、実際に食べてみよう。ぶっちゃけ、味がよければ大正義。明太子、明太ちりめん両方とも購入したうち、明太子から開封してみると……

見るからにプチプチした明太子の粒感がスゴい。随分とオイリーで通常の明太子とは違ったタイプである。とりあえずスプーンですくってみたら……

加熱した商品ということもあって焼き明太子っぽい。当然、これを白ごはんにかけて食べれば……

こってりした感じではあるも間違いない味ではある。見た目からオイリーっぷりが気になっていたが、口に入れたらシツこさもなく食べやすい。このあたり、キッチリ作っているのがうかがえる。

そして意外だったのはほとんど辛くないこと。辛いものが苦手な人でも余裕でイケるほどで、これなら世代を問わずに食べやすいだろう。個人的には「ごはんとまらんらん」というより「ごはんとあうあう」だったが、これが高校生なら米3合くらいはいっちゃうはず!

んでもって明太ちりめんの方は似たようなタイプではあるものの、しっかりちりめんが香ってこれまた美味。ただ、両方とも容量が70gと少なめ。正直、値段を考えたら量がもっとあると嬉しい人は多いのではないだろうか。

・オススメされていたビーフン

なお、「ごはんとまらんらん」は他にもいろんな料理に合うようで、店内では「ビーフン」をプッシュしていた。もうご飯関係ないやんと思ったのはおいといて……

普段、料理をしない私でもピーマンが不格好ながら簡単に作ることができた。味の方はさりげなく、ご飯にかけた時と同様にシツこさはない。なぜか食べちゃう系とでも言おうか、弁当屋にありそうな出来だった。

たらこの量を増やせば主食にもなるし、そして何よりウマければ大正義。ビーフン以外で食べてもよさそうだし、かなり使い勝手はいい。公式によるとパンやサラダなどとも合うようだ。

てなワケで安定感がある「ごはんとまらんらん」。公式のオンラインショップはもちろん、Amazonや楽天などでも購入できる。気になる人は試してみてはいかがだろう。

参考リンク:ふくや「ごはんとまらんらん」
執筆:原田たかし
Photo:RocketNews24.