福岡生まれの美味しい食べ物、明太子。しょっぱさとピリッとくる辛さが最高で、そのまま食べても美味しい上、他の料理にかけても混ぜても美味しい。福岡空港では明太キッシュなんてものも売られていたが、本当に美味しかった。ご飯にも西洋料理にも、何にでも合う明太子。まさに万能食材といえるのでは。

──などと思っていたら、スイーツに混ざっている明太子を発見してしまった。「明太子ミルク味」のアイスキャンデーが売られていたのだ。販売しているのは明太子発祥の店「ふくや」。しょっぱくて辛い明太子とアイスキャンデーが合うとは思えないのだが、明太子の元祖がガチで作ったら美味しく仕上がっているのだろうか。さっそく食べてみた!

・容赦なく明太子

明太子ミルク味のアイスキャンデーを発見したのは、太宰府天満宮のすぐそばにある「ふくや」の太宰府店。

店頭でたくさんのアイスキャンデーが売られていたが、中でも一際目を引く「明太子ミルク味」。明太子の元祖が作っているから美味しいのでは、なんて思っていたが「明太ミルク味!?」とまさかの感嘆符疑問符(!?)つきで紹介されており、やや不安になってくる。美味しいのだろうか……

味への不安を抱えながらも、スイーツになった明太子への好奇心を抑えることが出来ない。意を決して、アルプスアイスキャンデー「明太子ミルク味」を購入。ちなみに値段は200円だ。

見た目はイチゴ味だと言われても違和感のない可愛らしいピンク色だが、これはイチゴではなく明太子の色。果たして、甘いアイスキャンデーと明太子は合っているのだろうか。いざ、食べてみる!

お〜! 口に入れた瞬間、まろやかで甘いミルク味が口に広がる。そしてその後から、明太子のピリッとした辛さがほんのりと……イヤこれ、全然ほんのりじゃない。


ガチで明太子!


えええええ、甘さを感じたのはほんの一瞬だけで、噛めば噛むほど明太子の主張が激しくなってくる! スイーツらしいバランスを保っているものの、後からめちゃくちゃ明太子が殴り込みをかけてきた。明太子のつぶつぶ食感としょっぱさ、辛さの主張が強く、まるで固形の明太子スープを食べているみたいだ……!

食べ進めれば進めるほど明太子を強く感じるのだが、アイスキャンデーには約6%しか含まれていないそう。不思議すぎる……。スイーツとカテゴライズしていいものか疑問は残るが、口に運ぶのをやめられない不思議な魅力があり、気がつくと完食していた。

アイスキャンデーを食べていたはずなのに、口の中に残る余韻が完全に明太子。新しい美味しさと出会ってしまった気がする。初めて登場したのは2017年とのことだが、今では福岡の定番商品なのだろうか。

・通販でも購入可能

明太子の元祖が作り出した新しすぎる「明太子ミルク味」のアイスキャンデーは、「ふくや」の実店舗だけでなく通販でも購入出来るようだ。

ただし、実店舗では暑さが過ぎ去るとともに販売終了するところも出てきており、通販でも「なくなり次第販売終了」とのことなので、気になった方はぜひお早めに食べてみてほしい。

・今回訪問した店舗の情報

店名 ふくや 太宰府店
住所 福岡県太宰府市宰府3-2-47
営業時間 9:00~17:30

参考リンク:ふくや 通販ページ「■アルプスアイスキャンデー明太子ミルク味6本入」
Report:伊達彩香
Photo:RocketNews24.

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