やあ、ポケモンGOトレーナーのみんな! 今日もBOX整理をしているかな? お兄さんはGOフェスに向けてコツコツ整理をしてるんだけど、特別な衣装のピカチュウとか悩むよねぇ。意外と欲しい人がいないから、そろそろ心を鬼にしなきゃと思ってるよ!!
それはさておき、今回は大記録中の大記録をみなさんにご紹介したい。つい先日、なんと「ジム防衛1422日」というとんでもない偉業が確認された。果たして記録はどのようにして打ち立てられたのか? 以下でご説明しよう。
・ジム防衛、おそらく世界記録
ポケモンGOが誇る一大機能の1つ、ジム戦。交換・レイド・トレーナーバトルなど後から実装された機能が多い中、サービス開始当時から根強い人気を持つポケモンGOには欠かせない要素の1つである。ポケコインはジム戦でしかもらえないしね!
とはいえ個人的には、これまでジム戦をほぼやっていなかった。理由は簡単、めんどくさいから。50ポケコインのために頑張る気になれず、特に縄張り意識も持ち合わせていない。席が空いていれば置く、お兄さんにとってジム戦は「あっても無くてもいい機能」であった。ところが……。
2020年12月の大型アップデート『GO BEYOND』で状況はガラリと変わった。最終的には「オールプラチナメダル」を目指している身としてジム防衛時間のメダル「ジムリーダー」は難関中の難関。この半年間、ゴールの累計1万5000時間を目指しコツコツとジム戦をこなしている。
・想定外の大記録
やればやったでジム戦も面白かったのだが、それについては置いておく。本題はたぶん世界記録の「1422日防衛」である。つい先日、遅々として進まない「ジムリーダー」のメダルをロケニューポケモンGO部公式Twitterで愚痴ったところ、以下のようなリプライが飛んできたのだ。
「私のハピナス、世界記録だと思います(今も更新中)」
そこにいたのはハートがカラカラになりながらも「1422日」防衛を続けるハピナス。……ヤベェェッェエエエエエ!!!!! 1422日とはざっと4年弱、時間にすると3万4128時間というとてつもない大記録である。ご自身で仰る通り、おそらく世界記録で間違いない。
・話を聞いてみた
それにしても1422日も耐え続けられるジムなんてこの世に存在するのか? さては月面とか……? 気になって仕方がなかったので、リプライをくれたご本人にコンタクトを取り「ジム防衛1422日」の秘密を聞いてみることにした。
──いやー、ジム防衛1422時間ってヤバいですね!
「どうも初めまして、東京大学先端科学技術研究センター特任教授の内田と申します」
──うお! 東大の先生……いや、特任教授さんですか。メッチャ頭良さそうですね(特任教授ってなんだろ?)
「まだレベルは46ですが、自称 “東大最強ポケモンGOトレーナー” を自負しております(笑)」
──なるほど。東大ブーストでレベル72くらいある感じがしますね。で、例のハピナスはどこにいるんでしょうか?
「はい、実は2017年8月に秦の始皇帝ゆかりの地である西安地方の咸陽市(かんようし)で太陽電池に関する国際会議がありました」
──ふむふむ。中国ってポケモンGOできませんよね?
「仰る通りです。普段はインターネットへの自由なアクセスはできないのですが、たまたまその日は何故か朝からGoogleアカウントへログインできたんですね」
──へぇぇーー。
「お昼休みにローミング経由で接続したiPhoneを片手に郊外に出て、何匹か捕獲した後にジムを見つけハピナスを置いてきた次第です」
──なるほど。だから荒らされてないんですね。
「そうです。基本的に中国でポケモンGOはプレイできませんので。ただジムには先客がいましたし、ポケモンGOのマッピングも用意されていました」
──それは何か聞きますね。一応、マップ自体はあるとか。
「はい、示す地図と実際の道路の位置は縦横いずれも数十m程度ずれてて、画面を見ながら方向だけを頼りにジムへ辿り着いたことを覚えています」
──なるほど~。いや、それにしてもスゴイ。奇跡のハピナスですね。戻ってこないのは寂しい気もするけど。
「ですね。中国のインターネットはかなりきめ細かく規制されているため、普通はポケモンGOを起動することすらできないわけですが、いずれ自由化されてハピナスが戻ってくる日を夢見ております」
──いや、謎が解けてスッキリしました! 特任教授、よくわからないけど特別な任務頑張ってください!!
というわけで、 「ジム防衛1422日」の大記録には「普段はポケモンGOをプレイできない中国のジムに奇跡的に配置できたから」という秘密があった。国際会議の休み時間にポケモンGOをプレイする内田特任教授を僕は尊敬するッッッ! 俺も国際会議に呼ばれたら休み時間にポケモンGOするぞッッッ!!
とにもかくにも、おそらくこの記録はしばらく破られることはないだろう。いつの日か内田特任教授のもとにハピナスが帰ってくることを願いたい。その頃にはもう日本語を忘れてる可能性があるけどな……それではトレーナー諸君の健闘を祈る!
参考リンク:ポケモンGO公式サイト
執筆:P.K.サンジュン
Photo:c2017 Niantic, Inc. c2020 Pokemon. c1995-2020 Nintendo/Creatures Inc. /GAME FREAK inc.
ScreenShot:ポケモンGO (iOS)
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