宮崎県延岡市内には「トトロ」と呼ばれる地域がある。これまで “宮崎のトトロ” といえば、宮崎駿監督の『となりのトトロ』しかこの世に存在しないと思っていたが……どうやら違うらしい。運転中に突然、ナビ画面に「トトロ」という文字が現れたのだ。衝撃ィィ!

んでどうやら、このまま道なりに進んでいけば「トトロ駅」にたどり着くもよう。夢のような展開である。さすがに気になったので、トトロファンの聖地……かどうかは分からないけど「トトロ駅」に行ってきました。

・トトロ

宮崎県延岡市の土々呂町。おそらく知らなければ「トトロ」とは読まないだろう。もちろん私もスルーしていたのだが、数年前にたまたま立ち寄ったファミマが「トトロ店」とカタカナ表記されていたため「土々呂ってトトロかよ」と地味に衝撃を受けたわけだ。

たしかに偶然だとしても、町の名前がジブリアニメのタイトルと同じ名前ならば全力であやかりたい。なんなら思い切って町名もカタカナにしたらどうだろうか……とか考えながら、ナビの行き先を「土々呂駅」に設定した。もしかしたらジブリ感あふれる駅なのかもしれぬ。

・土々呂駅

そんなこんなで、ナビの案内通りに車を走らせていくと……ついに! あれが!



…………


ととろ……


TOTORO!!!!


な、なんと土々呂駅は、ひと気のない無人駅であった。JR日豊本線が宮崎方面、延岡方面ともに1時間に1本程度やってくるようだ。のどかな雰囲気の駅は、図らずもジブリ感を漂わせている。


一応、ホームの駅名標を確認してみたら……


漁師がいた!


聞くところによると、土々呂湾沿いはかつて大きな漁船や遊覧船で賑わっていたという。旅館が立ち並び、漁師たちが骨を休める憩いの場所だったそうだ。現在は「潮干狩り」で有名で、毎年ゴールデンウィークに「貝掘りデー」なるイベントが実施されているらしい。

・となりのトトロ

一応念のため、土々呂駅の隣駅も確認しておこうってことで「門川(かどがわ)駅」にも行ってみたところ……


「かどっぴー」という名のキャラクターがいたぞ。

つまり、トトロのとなりは「かどっぴー」だ。案内によると、カンムリウミスズメがモデルらしい。国の天然記念物に指定されている小型の海鳥とのこと。なるほど、勉強になりましたね。

というわけで、宮崎県延岡市の「土々呂駅」は、映画の聖地と言うよりも、知る人ぞ知る秘境駅って感じだった。隣駅のマスコットキャラクター「かどっぴー」と併せて覚えておくように。ここテストに出るからな!


・今回ご紹介したスポットの詳細データ

名称 土々呂駅
住所 宮崎県延岡市土々呂町5丁目

執筆:砂子間正貫
Photo:RocketNews24.