
料理は自由な表現の場だ。決まったルールはなにもない。鍋料理なんて最たるもので、世界各国で好きなものを入れて煮込んでいる。
それなら、クリームシチューに「こんにゃく」や「ちくわ」を入れたっていいじゃないか、とチビ太が考えても不思議はない。
かつおダシとクリーム、和と洋の刺激的なマリアージュによって、とんでもないものが生まれてしまっているので、ちょっと見ていただきたい。
・おそ松さん チビ太のおでんシチュー(税込648円)
その商品は、数年前に一大ブームを巻き起こした『おそ松さん』グッズの1つで、「チビ太のおでんシチュー」という。1人前200g入りで税込648円と、レトルトシチューとしては最高級品といえるだろう。
「チビ太のおでんはサークルK~!」のメロディがいまだに脳内にリフレインする人も多いと思うが、チビ太といえばおでん、おでんといえばチビ太というくらい両者の結びつきは強い。
原作でもおでんが大好物のチビ太、『おそ松さん』では好きが高じて屋台を経営。そのおでんを、まさかのクリームシチューに入れてしまったのが今回の1品だ。
前置きが長くなったが食べてみよう! おでんとシチューという、まったくベクトルの異なる料理を、いったいどんな味に仕上げてきているのか楽しみである。パウチを5分ほど湯せんし、ハサミを入れて開封すると……
…………!!!!
まだ全開にもしていないのに、魚介臭というか、練り物の匂いが脳天を突き抜ける!! おそらく「ちくわ」の匂いだろう。
こ、これは……!
なんだろう。シチューやカレーにはサラサラ系とトロトロ系があると思うのだが、これは明らかに後者。どろりとした黄土色(おうどいろ)のスープに、茶色や灰色の具材が浮かぶ。
ドロドロに煮込んだ「おかゆ」のような質感、といえば伝わるだろうか。これが筆者の目には、なにに見えたか……ここで書くのは自粛しておくが、少なくとも食欲をそそる外観とはいえない。
見た目はともかく、肝心なのは味だ。具材はゴロゴロともりだくさんで、値段相応の豪華さである。これなら600円超えも納得。
おでんの主役「こんにゃく」! チビ太のおでんといえば、串のてっぺんに刺さっている三角こんにゃくは欠かせないだろう。レトルトだからという妥協はなく、大満足の大きさである。
「ちくわ」には、穴までみっちりスープが詰まっているのがおわかりいただけると思う。とろりと粘度の高いスープなので、具材との絡みは抜群だ。
ベーコンのように色鮮やかな牛肉も入っている。シチューの具材としては鉄板。
ジャガイモであって欲しい……と一瞬思ったが、これは大根だ。
そしてスープは、ポークとチキンをベースに、バターまで使って仕上げている。ほかにもオニオンパウダー、ガーリックパウダー、野菜エキスパウダーと、原材料だけ見るとマイナス要素は一切ない。
……はずなのだが、それらの洋風スープが、おでんの「かつおエキス」とまったくかみ合っていないー!
そもそも、おでんは好みのわかれる料理だと思う。魚介のダシを使うし、具材もこんにゃく、練り物、大根と、どれを取っても独特のアクやクセが出る食材だ。冬のコンビニエンスストアで、店内にむわっと広がるおでんの匂いが苦手という人もいるだろう。
それがミルクやクリームと合うかどうか……
否(いな)!
美味しいものと美味しいものを合わせているはずなのに、生まれるものは互いに引き算になっているという不条理!
いつもは、どこかしら長所を書こうと心がける筆者ではあるが、これは「アリかナシか」でいったら「ナシ」である。おでんとクリームシチューは絶望的に合わない! もしもカレー……100歩ゆずってビーフシチューを選んでいたら、こうはならなかっただろう。
なぜ……なぜクリームシチューにしたんだ。ちょっとチビ太、ここに座りなさい!!
・「おそ松さん 松野家のミートカレー」もある
公式サイトによると「まるでチビ太とおでん屋台へ行ったような気分を お家で味わえるシチューです☆」とのこと。たしかにチビ太とともに過ごしているような意外性と波乱、冒険を楽しめる商品だった。
ちなみにシリーズ品に「おそ松さん 松野家のミートカレー」というものもあり、そちらは普通に美味しいんじゃないかと思う。具材はミートボールだから失敗しようがない。
公式ショッピングサイトではラッピングも可能なので、作品ファンへのギフトにも最適。ただし自己責任で挑戦して欲しい。
余談だが本稿の作成中、チビ太という名称が「差別語や不快語と捉えられる可能性があります」とNGワード警告が出続けていたのも時代の流れである。Google様、どうか今回だけはお許しください。
冨樫さや













食べられる猫鍋『おでんだにゃん』の具材がかわいすぎる! 2月22日にぴったりな「おでんセット」だぞ!!
【やってみて】コンビニおでんにカレールーを入れると「激ウマ大根カレー」になる / 大根の外は和風カレー! 中はツユがしみっしみの満足な味
【どっちだ?】レトルトの『静岡おでんカレー』はおでんなのか? カレーなのか? 気になったので食べてみた結果…
【超コスパ】ダイエットに最適! セブンイレブンの「おでんパック」が優秀すぎる → カロリーはおにぎり1個分くらい
【おうちで純喫茶】姫路名物アーモンドトーストを家でも味わいたく「老舗純喫茶のアーモンドバター」を取り寄せて作ってみた! おまけに「姫路おでんケーキ」も!!
【4コマ】魔王軍はホワイト企業 2040話目「指導⑯」
【4コマ】魔王軍はホワイト企業 2039話目「指導⑮」
【ジョブチューン】セブンの不合格商品は本当にダメなのか? 2つ食べてみたら1勝1敗だった
カルディのコーヒーバッグを4年買い続けてきた私が「夏の新作」で気づいた変化 / 物価高での苦悩が見え隠れするようだった
本日発売のかつや新作「大判豚の生姜焼きとチキンカツの合い盛り丼」、トリプルを頼んだら肉のフタだった
3年ぶりにアメ横名物の「チョコレートたたき売り」(1000円)に行ったら、さすがにもう値上げしてほしくなった
【女ひとり飲み】飲み放題90分550円! 読者おすすめの店「独楽寿司」でニセンベロしてみた
【食べ放題1380円】創業95年の内モンゴル料理店に行ってみた! 日本初上陸した『徳順源』のバイキングはガチ中華の入門的内容
【4コマ】魔王軍はホワイト企業 2034話目「指導⑩」
【4コマ】魔王軍はホワイト企業 2035話目「指導⑪」
素人が「エアコン洗浄セット」(5980円)で内部を水洗いしてみたら、もう業者を呼ばなくていい気がしてきた
今年は久々に当たり年かも! カルディ「レモンバッグ」が販売開始! ガラス製プレートに保冷バッグまで入って1980円!!
【圧巻の光景】120分1万3000円高級海鮮食べ放題『銀座八芳』はこの世の楽園のごとし! トコトン堪能するための「正しい攻略法」をお教えしよう
アパホテルで「串カツ田中の朝食ビュッフェ」だと…? 1700円の価値があるのか突撃してみた / 宿泊なしでもOK
【本日発売】「ローソンの福袋」(2160円)があまりにパンパンに詰まってて、持って帰るのちょっと恥ずい
中国「渡航自粛要請」から2週間が経った京都市内「祇園」「清水寺」「錦市場」の様子を見に行ってみた
黄ばんだスマホケースを『オキシ漬け』したらこうなった / TPU素材の変色は復活するのか?
【青切符】4月から自転車新ルール! ヘルメット9種比較
「秋刀魚は焼くんじゃなく茹でろ」ってSNSでバズってたから “焼き” と “茹で” を食べ比べてみた → ワタの味が変わってる!
昔懐かし自分で着色するプラモデル「風物詩シリーズ」を20年ぶりに作ってみたら…失敗もまた味になる
【立ち食いそば放浪記】山梨『丸政』の「おでんそば(860円)」が本気。出汁の染みた大根、ちくわ、玉子などおでんを堪能できる一杯
【調査】『おでん豚汁』という謎のグルメは「おでん」なのか「豚汁」なのか?
【ガチ】市販の「クリームシチュー」14種類をすべて混ぜたらこうなった
【わかるだろ?】「おでん総選挙」の結果が発表されるもワンツーフィニッシュは不動のアレとアレ
片手持ちできるカップ入り『おでん』が優秀♪ 賞味期限は驚きの半年以上で、常温保存可能!
すき家の「おでん」を単品で頼んではいけないたったひとつの理由
【疑問】おでんの具に「昆布」は必要なのか?
【マジかよ】キリン氷結®からおでん味が登場か!? しかも意外とイケることが判明!!
【やってみて】コンビニおでんのツユに具と卵を入れる →「メチャウマ親子丼」に! 京風の上品な味わいが完成するぞ
ごはんにシチュー合わない論争に決着をつけるためロイヤルホストの統括料理長に意見を聞いてみた / 料理長「家庭では普通にアリ」