丸亀製麺にハマっている。いや、今さらだな! と、思う熱烈な人もいるかもしれないが、以前1号店に行って以来、丸亀熱が燃え上がってしまったのだ。

というわけで、フラッと丸亀製麺に行ってみたところ、なんとカツ丼が販売されているではないか! え? 丸亀製麺に丼ものあったの!? 天丼用ご飯に天ぷら乗せてセルフで作るだけかと思ってた! そこで注文してみたぞ!!

・価格帯

メニュー表とは別に、カウンターの前にポスターがぶら下げられていたカツ丼。価格は、並520円、大620円、そしてカツ2倍のWカツ丼が820円である。ちなみに、親子丼もあり、こちらは並420円、大520円。

選択肢は2つある。丼+うどんを食べるか、丼1発で勝負するかだ。しかし、うどん屋に来てカツ丼を注文する時点で分かると思うが、この時の私は腹が減っていた。ガッツリ食べたい。肉を! 私がWカツ丼を選んだことを誰が責められるだろう。

・カツ丼のチェックポイント

ハッキリ言おう。うどんよりもカツ丼の方が好きだと。そんな私が思うに、カツ丼のチェックポイントは3つある。一つ、とんかつの厚み一つ、タレの味一つ、ご飯との一体感

とんかつの厚みについては、言うまでもなく肉がどれだけ厚いか。だが、肉の厚みを売りにしたものの中には、厚いばかりで肉自体に味がしみていないカツ丼も結構ある。これはいただけない。肉にまで味が染みた上で厚みがあってこそのカツ丼ではないか!

続いて、タレの味。これは味自体には答えがないのだが、カツ丼で最も分かりやすいのがとんかつの厚みだけに、そこに集中しすぎてタレがおろそかになっているパターンが見受けられる。最後に残るのはタレとご飯。よって最後まで美味しく食べられるかはタレにかかっていると言える

最後に、ご飯との一体感。とんかつを卵とじにする性質上、具だけで固まっているものが見受けられるが、そんなのは喝だ! カツ丼だけに!! 卵なのかご飯なのか分からない混然一体とした味こそカツ丼の神髄ではないか!

・丸亀製麺のカツ丼の実力は?

すまない、ついつい熱くなってしまった。厚みだけに。しかしながら、私のカツ丼の判断基準は伝わったかと思う。それを踏まえて丸亀製麺のカツ丼を食べてみたところ……


肉の厚みOK


タレOK!!


一体感オッケェェェエエエイッ!!

厚い肉は噛むとじゅんわりタレの味。染み出す甘めの味には優しさと深みがあり、しかもご飯とも合う。それらすべてを卵の甘みとコクが包むと、上品さすら感じる自然な味が舌に広がった。ウンマァァァアアア!


勢い余って翌日も食べてしまった

カツ丼並みと釜揚げうどん並み(290円)のセットでも810円! これは安い!!

ネットで調べたところ、本商品は店舗限定メニューのようだ。しかしながら、丸亀製麺の広報に確認してみたところ、2021年4月20日現在、全国500店舗以上で取り扱いがあるとのこと。念のため、販売店舗をこちらのページにまとめておくので、気になる方はご確認いただけると幸いだ。

なお、広報によると「店舗によって検証等も色々走るので販売状況は日々変更になる可能性があります」とのこと。なので、その点はご留意いただくしかないとして、北海道から沖縄まで幅広く分布しているため、あなたの家の近くでも販売されてるかも?

執筆:中澤星児
Photo:Rocketnews24.