小学生の頃、クラスの間で「ヌードペン」なるアイテムが一時的に大流行した。ペンを傾けると、バニーガールの衣装がスルスル~と脱げて……アアアアア! となるペンだ。デンマークが発祥の文具で、聞くところによると70年以上の歴史があるらしい。へ~。

とまあ、なぜ突然ヌードペンの話をしたのかというと、先日、愛媛県出身の知人から似たような土産をもらったからだ。「このタオル、お湯につけると面白いですよ」などとご丁寧に説明されたのだが……言わなくても分かっている。どうせ裸になるやつだろ

・ふしぎタオル

この度、入手したのは「ふしぎタオル」という名前のアイテム。パッケージ曰く「お湯につけると色が消えます。さ~て何が見えてくるのかお試しください」とのこと。この「さ~て」という言葉のチョイスが変態である。ヨダレを垂らしたオッサンの顔が思い浮かぶのだ……グヘヘと喜ぶ顔がな。

とりあえず開封してタオルを広げてみると……なるほど、なるほどぉぉ。こいつは日本の伝統が詰まった浮世絵美人画というやつですな。でもって、タイトルは『波裏美人図』らしい。それにしても、うむ、なかなか艶っぽい女性である。

ちなみに知人が言うには、この「ふしぎタオル」とやらは愛媛県の名物だという。いやいや、愛媛の名物タオルといえば「今治タオル」が全国区の知名度を誇っているはずだが……まさかダークホース的存在ということなのだろうか。ウソだろおい。

なんだか一気に興味がわいてきたので、実際にお湯につけてみることにした。まあ結果は分かり切っているけどな。さ~て、チャプチャプチャプ……

ほほう……

なるほどぉぉ~。

・奥の手

お湯がぬるかったからなのか、それなりに透けてはいるものの100%全開ではない。よし、特殊なインクが熱に反応するのであれば……奥の手「ドライヤー」を使用するしかないだろう。さ~て……

ブォォォオオオオオオオオーー!

ホホォォオオオオオオオオオオオーッ!

──というわけで、ドライヤーの力を借りて、限りなく100%に近い姿を拝むことができました。まあ結果は予想通りでしたが、ヌードペン同様、これ系の土産はロングセラーとなるのではないでしょうか。外国人観光客にもウケそうですしね。

とりあえず、ふしぎタオルにはドライヤーがとても有効ですので、ぜひ覚えておいてください。

Report:砂子間正貫
Photo:RocketNews24.
[ この記事の英語版はこちら / Read in English ]