肉の名店「ミート矢澤」と、パンの名店「メゾンカイザー」がタッグを組んで、お互いの魅力を掛け合わせた新しい名店が誕生した。その名も「ミートカイザー」だ。なにそれ!? ドラゴンボールで例えるなら、悟空とベジータが合体した「ベジット」みたいな感じ? よく分からないが、そこにはウマいものがあるに違いない! 

っつうことで早速行ってみたら、とんでもない厚さのハンバーグサンド(テイクアウトのみ税込2160円)が販売していたぞ~!

・ミート矢澤とメゾンカイザー

「ミート矢澤」は株式会社ヤザワミートが運営するステーキ・ハンバーグのお店である。五反田本店のハンバーグや、大丸東京・テイクアウトステーションの9980円(記事執筆当時)の極味(きわみ)弁当などがよく知られており、肉好きの間では人気のお店だ。

一方の「メゾンカイザー」は、フランスに本店を置くベーカリーで、こちらもパン好きの間で高い支持を得ているお店。その2つが合体して誕生したのが、ミートカイザーである。2021年2月8日に商業施設「渋谷ストリーム」の2階にオープンした


・出来上がりまで20分

私(佐藤)が目星をつけていたのは、テイクアウトメニューの「ハンバーグサンド」である。厚さがすごいとの噂を聞きつけてお店に来てみると、メニュー写真はたしかにすごい。ハンバーグの厚さは推定2センチ。こりゃ食い甲斐がありそうだな。ちなみにメニューには価格2200円と記載されていたのだが、購入価格は2160円だった。


注文すると、出来上がるまで20分程度かかるとのこと。会計だけ済ませて店を離れ、指定の時間に戻って来たときにちょうど出来上がったようだ。紙袋に入った商品を受け取って、施設のフリースペースで食べることに。さ~て、メニュー通りの分厚さかな?


・叫びたくなった

中身を取り出すと、立派な化粧箱に入っている。さすが有名店が手を取り合っただけのことはある。入れ物からこだわりが違うなあ。


フタを開けたら……包み紙の向こうにいる! 分厚いアイツがいる!! すでに透けて見えているじゃないか。こりゃ、メニュー写真を超える代物だな……。


そして丁寧に紙を外すと……


ほら見ろ、写真よりもずっと分厚い!!

叫ばずにいられない、ハンバーーーーーグッ!!!!


メニュー写真は推定2センチだったはず。だが、これは3センチ強あるんじゃないのか? パンがペシャンコになってるじゃないか。


食べてみると、味のほとんどをハンバーグが占めている。パンはあくまでも引き立て役に徹しているといっていい。このハンバーグは挽き目が細かく、つなぎが控えめだ。まるでパテを食べているような印象を受ける。持ち帰り商品のため、汁が出にくいように仕上げているのだろう。

そのためハンバーグの魅力のひとつ、「肉汁」が少なかった。しかし味はソースでしっかりと補われているので、食べた時の満足感は非常に高い。それでなくても分厚いので、食い甲斐は十分だ。


さて、2つの名店の協業は始まったばかり。これからどんなコラボ商品を生み出していくのだろうか? これからの展開が楽しみだ。


・今回訪問した店舗の情報

店名 ミートカイザー
住所 東京都渋谷区渋谷3丁目21-3 渋谷ストリーム2F
時間 短縮営業中11:00~20:00
定休日 なし(施設に準ずる)

Report:佐藤英典
Photo:Rocketnews24