2020年12月30日のお昼の12時半ごろに満月の瞬間がやってくる。もちろんその時間に月は見えないため、観測できるのは夕方の月の出以降。そしてこれが、今年最後の満月となる。

「今年最後」というだけでも十分スペシャル感があるが、今回はこの記念すべき満月をよりスペシャルにする、いくつかの興味深いことについてお伝えするぞ!

・霜爆発木ムーン

月々の満月にユニークな名前を付けていたネイティブアメリカンたち。12月の満月に対する彼らによる呼び名で、最も知られているのは「コールドムーン」だろう。

一言にネイティブアメリカンと言っても、実際には違う文化を持つ複数の部族が存在する。そしてコールドムーンは、それらの部族のうち、モホーク族による呼び名だとされている。呼び名の理由は、寒さがより厳しさを増すシーズンの到来を意味する満月だからだそうだ。

他の部族たちによる呼び名にも、面白いものがある。例えばクリー族によるFrost Exploding Trees Moonなどはいかがだろう。直訳すると、凍霜爆発木ムーンだろうか。

なんだか物騒な雰囲気のする名前だが、この名にはちゃんと理由がある。寒さが厳しくなると、木の中の水分が凍って膨張し、銃声のような破裂音と共に枝や幹が弾けたり、裂けることがあるのだ。それにちなんでFrost Exploding Trees Moon。

また、モヒカン族によるLong Night Moonも興味深い。これは夜が長くなることからきているが、この呼び名は事実に即したもの。12月の満月は、夜が最も長くなる冬至に最も近い満月だからだ。


・寒波

こんな感じで複数の呼び名を持つ12月の満月だが、今年に関してはやはり「コールドムーン」が最もしっくりくることになるかもしれない。まさに今日から年越し寒波の襲来が報じられており、日本海側を中心に大雪や吹雪などに対する警戒も呼びかけられている。

また、日本気象協会は観測史上1位に迫る記録的大雪になる可能性を報じていたりもするレベル。そういった地域の方は無理をせず、不要不急の外出を控えて今年最後の満月はスルーした方が良いだろう。

対して太平洋側は、釧路から高知まで晴れの予報が出ているところも割と多い。とはいえ夜には厳しい寒さに見舞われることに違いは無さそうなので、窓からチラっと外を見て、晴れていたら無理をしない程度に月を見上げてみてはいかがだろう。

参照元:The Old Farmer’s Almanac今日のほしぞら日本気象協会ウェザーニュース
Report:江川資具
Photo:RocketNews24.