やあ、ポケモンGOトレーナーのみんな! 出だしからいきなりだけど、ちょっとここ数日間のポケモンGOは今までにない力量が試されているよな? ポケモンの知識でもトレーナーバトルの腕前でもない大いなる何か……。たぶんだけど、こんなゲーム他にはないよね!

何の話かというと、もちろん「アグノム」と「エムリット」の話である。日本では出現しない両ポケモンをゲットするためには、海外のフレンドからレイドに誘ってもらう必要がある……のだが……!! 正直、こんなに大変だとは思っていなかったよ……。

・千載一遇のチャンス

絶賛開催中の「湖の神話イベント」の目玉は2つ。「色違いトサキント」と「アグノム & エムリット」である。特にアグノムとエムリットは超が付くほどのレアポケモンで、今回のイベントは両方のポケモンが1度に手に入る千載一遇のチャンスと断言して差し支えない。

だとするならば、やることはただ1つ……「海外のフレンド作り」である。ここ数日間、日本のトレーナーはアグノムの出現するアメリカ、エムリットの出現するヨーロッパを中心にフレンド作りに励んだハズ。そしておそらく「とりあえずフレンドになれた」という人はそれなりにいらっしゃることだろう。


だがしかし……。


ここからはあくまでお兄さんの体験に基づく話になるが、こちらがどれだけユクシーのレイドに招待しても見返りはかなり少ない。情熱なのか? 環境なのか? それとも単に時差なのか? 初日を終えてお兄さんは30回近く招待したものの、招待されたのはわずか1回であった。

・海外フレンド事情

さて、ここでお兄さんの「海外フレンド事情」を説明しておきたい。一口に “海外フレンド” と言ってもお兄さんの場合は大きく3種類、「以前からのフレンド」「イベント直前にできたフレンド」そして「テレグラムのフレンド」となっている。

中でも説明が必要なのは「テレグラムのフレンド」だろう。テレグラムとは向こうのLINEのようなもので、実はイベント開始後に古くからの日本のフレンドさんが「良かったら入りませんか?」と誘ってくれたのだ。

そのフレンドさんは海外事情に精通されており、グループには約20人のトレーナーが集結していた。主な構成はスペイン人とメキシコ人らしく、日本人もいることからやり取りは英語。Google翻訳だけを武器に、お兄さんは異世界に飛び込んだのである。

ところがどっこい、初日は盛り上がりを見せていたというテレグラム部屋も、2日目はかなりおとなしい。海外では「1匹捕れればいいや」と考えているトレーナーが多いのか、イベント2日目が終了してもお兄さんはエムリットを3匹しかゲットしていなかった(それでも恵まれてると思うけど)。

・勝負をかける

このままではヤバい……もはや勝負をかけるとしたら「レイドアワー」しかあるまい。そう、日本のレイドアワーの8時間後か9時間後に開催されるヨーロッパのレイドアワーに招待してもらうため、お兄さんは18時からひたすらユクシーのレイドに招待を繰り返した。自分は1度もバトルをせずに──。

そして迎えた午前2時。42(しじゅうに)を迎えたお兄さんはとてつもなく眠く……なかった。むしろ目は爛々と輝き、招待が来るのを今か今かと待ち続けた。すると……。


キタァァァアアアアアーーーーーー!


待ってたぜ、フレンドさんたちッッッ!!!!


1度お誘いがあってからは、最後まで招待が途切れることはほぼ無かった。ベルギーにいる元々のフレンドさん、ドイツにいる最近のフレンドさん、そしてテレグラムのスペインのフレンドさん──。本当の本当にありがとう、Thank you so much everyone!

結果的にお兄さんは1時間で13匹のエムリットをゲット!! それは突然吹き荒れた真夜中の嵐……別の言い方をするならば “祭り” であった。ここまで導いてくれた全てのフレンドさんたち、本当の本当の本当ォォオオオオ……にありがとう!!

一方で「結局1度も誘われなかった……」という方も大勢いらっしゃるに違いない。祭りを無我夢中に楽しんだ私と、悔し涙で枕を濡らした方の差は何だったのか? 今のところ答えは見つかっていない。あるいは “運” なのだろうか?

この1時間に関してだけ言うならば、私は最高レベルの成功体験をさせていただいた。おそらくこの記事を読んで不快になる方もいらっしゃるハズだが、それでも祭りは終わっていない。イベント終了までに世界のどこかにいる「あなたと巡り合うハズのフレンド」と出会っていただきたい。

そのためには待つだけではなくアクションあるのみ。そう、ここ数日間、お兄さんはこの瞬間のために相当なカロリーをつぎ込んできたことだけは間違いない。もう1度言おう、祭りはまだ終わっちゃいない。絶対に最後まで諦めないでくれ──。諦めたらそこで試合終……おっと、それではトレーナー諸君の健闘を祈る!

参考リンク:ポケモンGO公式サイト
Report:P.K.サンジュン
Photo:c2017 Niantic, Inc. c2020 Pokemon. c1995-2020 Nintendo/Creatures Inc. /GAME FREAK inc.
ScreenShot:ポケモンGO (iOS)

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