伊香保(いかほ)といえば、草津とともに群馬県を代表する温泉地として有名だ。また、日本三大うどん「水沢うどん」の発祥地としても知られている。ただ、2018年に完成した超巨大寺院の存在を知っている方は、そこまで多くないだろう。

なんでも台湾の仏教宗派「佛光山(ぶっこうざん)」の日本における総本山が、伊香保温泉街から車で7~8分ほどの場所に建てられたらしい。先日、たまたま近所に用事があったので立ち寄ってきたのだが……マジでビビるほどデカくて震えたでござるっ!

・佛光山法水寺

水沢山のふもとにドドーンッ!! と建立された佛光山法水寺(ほうすいじ)。県道沿いに「お気軽に参拝を」と書かれた巨大看板があったおかげでスムーズに到着。どうやらこちら、宗旨宗派を問わず自由に参拝できる寺院らしい。

それにしても、ここが噂の超巨大寺院か……巨大過ぎて全体像がまったくつかめん。入口で出迎えてくれたのは、テカテカと輝く笑顔の仏像。まるで不思議な世界の番人である。そしてすぐ後ろには、山門まで続く長い長い階段。なるほど、ケタ違いのスケールだな。

階段は15人くらいなら余裕で横一列になれるレベルの広さ。映画かよ。途中途中で現れるユニークな表情の石像に癒されながら頂上を目指していく。本堂は遠い……夏じゃなくて良かった。マジで。

ただ、階段を上りきった後の山門からの景色は最高に雄大であった。群馬の名峰・赤城山や渋川市街地が一望できるじゃないか……あらためて巨大寺院の圧倒的スケールに震える。本当にスッゲーなあ。

んで、山門をくぐった先には、天下一武道会の会場を彷彿とさせる巨大な本堂。なんとも凄まじい迫力……おそらく「こちら群馬の伊香保です」と言っても、誰にも信じてもらえないだろう。いや本当に「本場台湾の寺院」が、そのままワープして来ているようだ。ここ伊香保に。

正面の精巧緻密な「石の彫刻」には、釈迦の説法を聞く菩薩や天人の様子が描かれていた。また本堂「大雄宝殿(だいゆうほうでん)」には、台座を含めて約7mの釈迦牟尼仏(しゃかむにぶつ)が鎮座されていて、とても厳かな雰囲気の中で参拝ができる。

さて、記念におみくじを引いてみたら “持つことも手放すことも自在にできるようになること” を意味するお言葉が記されていた。よく分からないが、たぶん「神の力を手に入れた」ということだろう。ちなみに希望であれば、おみくじの言葉を写経できるらしい(要予約)。

館内には「タピオカ喫茶店」もある。こちら本場のタピオカミルクティー(500円)はもちろん「ベジそぼろ丼」や「チマキ」といった台湾グルメが楽しめると評判だ。ほほう、もはや海外旅行気分を超えて、海外旅行そのものって感じだな。景色もグルメも。

せっかくなので、タピオカミルクティーを注文。ブームにはだいぶ乗り遅れてしまったが、私のタピオカデビューの舞台は「伊香保の巨大寺院」となった。初陣が本場の味で少々戸惑っているものの……たしかにタピオカは激ウマ。このモチモチ食感がブームを巻き起こしたのかッ!

・伊香保の新名所

──というわけで、伊香保の巨大寺院「佛光山法水寺」は、絶景グルメも楽しめる穴場的観光スポットであった。これまで、もしかしたら看板に「自由参拝」と書いてあっても、迫力に圧倒されて入れなかった方がいたかもしれない。しかし……

のどかな景色と新鮮な空気を思う存分堪能できるうえに、拝観料は無料。さらに、私のようにタピオカブームに乗り遅れた方も、こっそりデビューできてしまう(注文方法がシンプルだから恐れることは何もないぞ)最高のスポットだ。

とにかく、訪れる目的は人それぞれ。興味があれば、ぜひ足を運んでみてほしい!

・今回ご紹介した施設の詳細データ

名称 臨済宗日本佛光山法水寺
住所 群馬県渋川市伊香保町伊香保637-43
時間 9:00~17:00(4月~11月) / 9:00~16:00(12月~3月)

Report:砂子間正貫
Photo:RocketNews24.

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