実は今回紹介するアロマディフューザーを入手したのは人生で2回め。今から約3年前、とあるモノ系の雑誌にて、当商品の使用レビューを執筆していた。あらためて誌面を確認してみると、シンプルに「良い」と書いてある。しかし、やけにサッパリとしたレビュー内容になっていた……。

時を経て3年後。ふと、「そういえばあの商品は……」と思い出し、押し入れをガサゴソ探すも見当たらない。どうも処分してしまったようなので、あらためて購入することにした。結果、これが大正解。というのも、使えば使うほど「最高」と感じる、まるでスルメのような商品だったのである。

・ネブライザー式アロマディフューザー

私が激しくオススメしたいアロマディフューザーは、Amazonで「ENERG e’s Explorer」や「T11-ENS1」なる名前で出品されている商品だ。特徴はズバリ「無水アロマディフューザー」であるが、正式名称は「ネブライザー式アロマディフューザー」と言うらしい。価格は5000円チョイだった。

いずれにしても、もう、アロマディフューザーに「水」を使わなくても良いのである。たとえばこうだ。


構造的には、「アロマディフューザーの本体」と、「オイルセット用アダプタ」で1セット。


アロマの瓶の形状によってはそのままアダプタにセットもできるし……


仮に、たとえば無印良品のアロマとか、そのままアダプタにセットできない瓶の形状であったとしても、スポイト等を使って、付属の空アロマ瓶に移し替えれば使用可能。つまるところ、すべてのアロマで使うことができる。


ガチャッとアダプタを本体にセットしたら……


あとは電源ボタンをONするだけで……


プシュ〜……!

と、霧状になってアロマが出てくるって仕組みだ。


で、忘れないうちに書いておきたいのだが、アロマ好きな私の個人的感想としては、とにかく「香りの広がりがハンパない」と感じている。たった5秒のプシュ〜だけでも、水で薄めたアロマよりも格段に濃く(←当たり前だが)、そして空間に広がるスピードが極めて早い。香りが好きな人なら、もうこの時点で「買い」だと思う。


だが、さらにスゴイのは、ここからだ。


本体上部には、3種類のタイマーが付いている。「稼働時間」のほかに、「噴霧時間」と「待機時間」のタイマーまで付いている。たとえば私の場合だと……


「連続ON」の「噴霧5秒」の「待機60秒(1分)」といった感じ。これをほぼ一日中、付けている。よって、ふと目を閉じたらアコースティックなBGMが聞こえてきそうなくらいに、もう部屋の中が「無印良品のアロマコーナー状態」になっているのだが、そんなことはどうでもいい。

おそらく皆さんが気にしているのは……


水で薄めないアロマが、「どのくらい持つのか」という疑問であろう。

……ハイ。わたくし、こちら、調べました! 用意したのは、一般的な5mlのアロマオイル。もちろん新品。


そして、本体にセットして、先述の「連続ON・噴霧5秒・待機60秒」で、寝ている間もプシュ〜、プシュ〜……。


そして、まるまる24時間後……!


減ってはいるけど、思ったよりも減っていない。だいたい4分の1くらいの消費って感じだろうか。そして、そのまま、もうさらにまるまる24時間。つまり、新品状態から48時間ぶっ通しで噴霧し続けた結果……


やっと半分くらいになった!

ということは、おそらくあと2日くらいしたら5mlのアロマも空になる。つまり、「噴霧5秒・待機60秒」程度の噴霧量であれば、まるまる1日つけっぱなしでも、1mlチョイしか減らないのだ。なんとなく、ガソリンを食いまくるアメ車みたいに、もっとアロマをガンガン食っていくのかと思いきや、意外や意外、実に省エネなマシンなのである。


・不満点

使い始めてから約2週間。特にいまのところ不満はない。強いて言うなら「噴霧音(プシュ〜)がうるさい」ということであるが、寝る時くらい消しておけばOKであろう。


一体どうして3年前の私は、雑誌でシンプルに「良い」程度の評価をしたのだろう。こんなにも「最高オオオォォッ!」な商品なのに。おそらくだが、レビューの試用期間が圧倒的に足りていなかったのだと思われる。そのため、「熱」と「愛」が足りていなかったのだ。これは本当に良い商品だ。心からオススメしたい。3年越しに、愛を込めて。

参考リンク:Amazon「ENERG e’s Explorer アロマディフューザー ネブライザー式 ヨガ室 ホテル 店舗 人気 タイマー機能 ノズルアダプタ2個 空瓶3個・スポイト1個付き T11-ENS1」
Report:GO羽鳥
Photo:RocketNews24