
牡蠣───。通称・海のミルク。
生でも焼いても蒸しても美味い、冬の主役級食材である。
私事で恐縮だが、私は大の牡蠣好きだ。居酒屋のメニューに牡蠣を見つけたら、だいたい反射で頼んでしまう。ただし、ひとつ問題がある。とにかく高い。よく行く店では大体1個500〜600円前後、気づけば会計が跳ね上がる。ひとり飲みだとなおさら、頼みすぎには慎重になるのが正直なところだ。
しかし、そんな牡蠣が「365日・1個110円」で食べられる居酒屋があるらしい。それは誠なりか!? そんなの、行くっきゃねぇ。
ということで、今回の女ひとり飲みの戦場は「かきのおきて」。さっそく行ってみよう‼︎
・かきのおきてとは
「かきのおきて」は、生牡蠣を1個110円(税込)で年間を通して提供する牡蠣居酒屋だ。
2024年3月に東京・神田で1号店をオープンし、2025年には三軒茶屋店、水道橋店、四ツ谷店など、東京都内を中心に複数店舗を展開している。いずれの店舗も三陸産の牡蠣をメインに据え、牡蠣を気軽に楽しんでもらうというコンセプトを掲げている。
今回訪れたのは三軒茶屋店。店内はカウンターとテーブルがあり、ひとり客でも入りやすい雰囲気だ。
席に着くとすぐにドリンクを聞かれたので、店員さんにおすすめされた「牡蠣専用トマトハイ(658円)」を注文。
そして、まずお通しで出てきたのは、まさかの和牛寿司。いきなり贅沢である。牡蠣専門店だと思っていたので、良い意味で意表を突かれた。
続いて運ばれてきたトマトハイ。グラスの縁にはこれでもかというほど塩がついており、見た目からしてパンチがある。
一口飲むと、甘さはほぼなく、塩味とブラックペッパーの風味がガツンとくる大人向けのタイプ。なるほど、これは確かに牡蠣に合いそうだ。
メニューはメインの牡蠣以外にも枝豆などの軽いおつまみから、揚げ物、お寿司、季節限定メニューまで豊富に用意されている。
とはいえ、ここまで来たら食べるものはひとつ。
牡蠣一択だろう。
・牡蠣祭りじゃー!
手始めに「殻付き 生牡蠣(110円)」を6個、「殻付き 焼き牡蠣(163円)」を2個注文。
ポン酢などの薬味は有料だが、60円から頼めるので正直誤差の範囲だろう。今回はレモン・おろしポン酢・タバスコがセットになった「おとも三点盛り(170円)」を選んだ。
そして届いた牡蠣がこちらだあああ!
これだけ頼んで約1000円とは、完全に価格設定がバグっている。牡蠣好きにはたまらない光景である。
まずは定番のおろしポン酢から。……うーん、幸せ。
ちなみにこの日の牡蠣は「小渕産」。サイズは中ほどだったが、生臭さは一切なく、クリーミーで、普通に……いや、かなり美味い。
続いてレモン。これはもう安定の美味しさ。
タバスコも意外と合い、ガツンとした刺激が良いアクセントになる。焼き牡蠣も身が締まっていて、これまた美味しい。
当然のようにトマトハイが進む。
グラスが空いたところで、次のお酒へ。牡蠣といえば、やはり日本酒だろう。
ということで、「IMA 牡蠣のための日本酒(610円)」を注文。
店員さんが目の前でお猪口に注いでくれるスタイルで、ちょっとした特別感がある。白ワインのような甘酸っぱさもあり、牡蠣との相性は抜群だった。
・牡蠣祭り、終わらない
ここで牡蠣をすべて食べ切ってしまった。 だが、まだ足りない。
ならば生牡蠣をさらに4個追加だ!
普段なら値段を気にして躊躇するところだが、1個110円と思うとまったく罪悪感がない。気兼ねなく頼めるのは本当にありがたい。
日本酒も飲み干し、最後はワインへ。「タリケ・シャルドネ 白(610円)」をチョイス。漁協から認められているというこのワイン、辛口ながらフレッシュさがあり、牡蠣との相性もかなり良い。
そんなこんなで、残りの牡蠣もあっという間に完食。
……しかし、これだけでは終われない。締めも欲しい。
ここで選んだのが「生海苔の出汁茶漬け(438円)」。
たっぷりの生海苔に優しい出汁が染み渡り、荒れた胃袋が一気に癒される。まさに締めにふさわしい一品だった。
・大満足
こうして、大満足で本日の女ひとり飲みは終了。
「かきのおきて」は、牡蠣を食べたいけれど値段を理由に我慢してきた人の背中を、思いきり押してくれる店だ。ひとり飲みでも遠慮せず牡蠣を頼めるこの安心感は、なかなか貴重である。
牡蠣好きはもちろん、これまで値段を理由に距離を置いてきた人にも、一度は試してほしい一軒だ。
【総合評価】
・コスパの良さ:★★★★☆
・1人飲みのしやすさ:★★★★☆
【今回のお会計】
▼飲み物
・牡蠣専用トマトハイ 658円
・IMA 牡蠣のための日本酒 610円
・タリケ・シャルドネ 白 610円
▼おつまみ
・お通し 438円
・生牡蠣×10 1100円
・焼き牡蠣×2 326円
・おとも三点盛り 170円
・生海苔の出汁茶漬け 438円
合計 4350円
参考リンク:かきのおきて 三軒茶屋店
執筆:大島あさ未
Photo:RocketNews24.
▼グラスがなかなかイカしてる
▼個人的にトマトハイにはタバスコやハラペーニョを入れて飲むのが好き
大島あさ未



























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