てりやきバーガーラブ。マクドナルド、バーガーキング、モスバーガー、フレッシュネスバーガー、どこのハンバーガーショップに行っても私(中澤)はてりやきを注文してきた。
甘辛いてりやき味に絡む豊潤なマヨネーズのハーモニーは、素材の味すらも塗り替えるほどの暴力的なウマさ。私はこれを人類が生み出した最高の発明の1つだと思っている。そんな私が先日コンビニに寄ったところ、「ポテトチップス極濃てりやきマヨ味」というカルビーの新商品が発売されていた。
パッケージには商品名を差し置いてデカデカと「この濃さ、最強レベル。」と書かれている。ほう……煽ってくるじゃないかカルビー。ならば確かめてみよう。どれだけ「てりやきマヨ」してるのかを!
・膨らむ期待
税抜き148円だった本商品。味付けの濃さが最高レベルの「極濃シリーズ」の新商品として、2020年3月23日からコンビニエンスストア限定で発売されたもののようだ。最強、最高、極濃……期待は膨らむばかりである。
ポテトチップスを開けてみると、見た目は普通のシリーズと同じだ。粉のかかり具合などもそんなに変わらない。「コンソメWパンチ」の方が粉っぽいかも?
・感じる王者の自信
とは言え、あのポテトチップスの王者カルビーが「最強にして最高にして極濃」と言っているのだ。食べたら濃厚なてりやきマヨネーズ味がするに違いない。ワクワク。それでは、さっそく食べてみよう。パクリ!
普通やないかッ!
ひと口食べた感じ、味の濃さ的に普通のポテトチップスのシリーズとあんまり変わらない気がする。そして、あんまりてりやきマヨっぽくもないような。そんなバカな……。
・食べ続けたら変わる?
いや、まだひと口食べただけだ。ポテトチップスは量があるため、全体で味の濃さがプロデュースされているのかもしれない。つまり、食べ続けたら口の中がてりやきマヨネーズになる説を今思いついた。そんなところまで気が回るなんてさすがカルビー! そこで食べ続けてみた。ムシャムシャふむふむな~るほど……
やっぱり普通やないかい!!
食べ続けても味の濃さは変わらなかった。てりやきマヨのねばりつくような甘辛さなどはなく、言わば「ちょっと酸っぱいコンソメWパンチ」という感じだ。
個人的には、てりやきマヨネーズの良さとは素材の味を殺すことにあると思う。言わばお好み焼きの味付けと同じで、どんな素材を使っても一定以上の味を叩き出すところが発明だと思うのだ。私はその暴力的なソース力に子供の頃から魅せられている。そう考えると、カルビーの「ポテトチップス極濃てりやきマヨ味」は甘いと言わざるを得ない。てりやきだけに!
もちろん、私が期待しすぎていることはいなめない。だがしかし、「最強、最高、極濃」という看板を背負うならば、てりやきマヨネーズという名前を冠するならば……どうしようもなく望んでしまうのだ。素材に左右されない暴力王の降臨を。
もっと来い! もっと来いよカルビー!! ポテトチップスさえも超えて! カルビーが真のてりやきマヨネーズにたどり着く日が来ることを願う。
Report:中澤星児
Photo:Rocketnews24.