チェーン店ながら、店舗ごとのオリジナルメニューも充実している餃子の王将。ヘビーユーザーならば自分のお気に入り店舗、お気に入りメニューをいくつかストックしていることだろう。
筆者は今回、京都市内の店舗で謎に包まれたメニューが提供されているという情報をキャッチ。その正体を探ることにした。商品名はズバリ「鞍馬口野菜モリ森之木町メランコリーオイシーそば」。
……って意味が分かんねェェェェ!
・文字の無駄遣い
もう一度メニューの名前を述べておくと、「鞍馬口野菜モリ森之木町メランコリーオイシーそば」である(息切れ)。餃子の王将 烏丸鞍馬口店で提供されている店舗限定メニューらしい。
これほど文字を無駄遣いしながら、どんな料理なのかイメージできないメニュー名が他にあるだろうか。「鞍馬口(店名)」や「野菜モリ」はともかくとして、「メランコリー」という単語に至っては聞いたこともないし意味も分からない。
分かるのは野菜が盛られたメニューであること、王将なので中華そばか揚げそばであろうことくらいだ。食べに行くにあたって「メランコリー」という単語の意味を調べておこうかとも思ったが、やめた。
なんで王将にメシを食いにいくのに、英単語の意味を調べないといけないのか!?
・まとめるんかーい
名前は意味不明だが、王将なので味は期待していいはずだ。とりあえず食べてみようではないか。さっそく注文を……えーと、何だっけ? もう一度メニューを見ないと分からないや。
鞍馬口……
野菜モリ……
森之木町……
メランコリー……
オイシーそば……
略して……
略すの!?
鞍馬口そば!!
いやもう最初からそれでええやろ! いい加減にしろ、コラッ!!
・ボリュームにもビックリ
どうやらメニュー名に深い意味はないようだ。さて、そんなこんなで姿を現した「鞍馬口そば」の正体はというと……
大量の野菜がトッピングされたラーメンだった。
醤油ラーメンの上に、もやし、キャベツ、ニラ、キクラゲなどの野菜がこれでもかと盛られている。メニュー名に負けず劣らず、なかなかインパクトのあるビジュアルだ。
少し二郎系ラーメンのように見えなくもないが、特徴は茹で野菜ではなく野菜炒めがトッピングされていること。レンゲにセットされたニンニクの量もすごいぞ(ニンニク無しもできる)。
大味なグルメかと思いきや、これがなかなかどうして美味い。王将のラーメンは良くも悪くも平均的な味だと思うが、タレで炒めた野菜と大量のニンニクが加わることで、めちゃめちゃパンチの効いた味になっている。
そして野菜炒めは見た目以上のボリューム。店舗限定とはいえ、これ王将では最強クラスに野菜を摂取できるメニューじゃないか!?
そのまま食べるのもよし、ラー油を加えてスパイシーにして食べるのもよし。結局「メランコリー」の意味は最後まで分からんかったが、一日分(?)の野菜を飽きずに食べられる普通に有能なラーメンだった!
他にも「たくみちゃん」「超★銀次郎丼」など謎のメニューが多数販売されていた烏丸鞍馬口店。王将は店舗数が多いだけに、こういった個性的な店は他にもありそうだ。またどこかで珍メニューと出会ったら、バッチリ報告させていただきます!
・今回紹介したお店の情報
店名 餃子の王将 烏丸鞍馬口店
住所 京都市上京区室町通鞍馬口下る藤ノ木町462-1
時間 11時~23時
休日 なし
Report:グレート室町
Photo:RocketNews24.