毎年恒例、正月返上……どころか年末も返上して更新してきたロケットニュース24の「2020年福袋特集」。今年の合計は、空前絶後の163本! 昨年2019年は125本で、2018年は112本、2017年は79本、2016年は123本で、2015年は51本なので、今年はブッチギリの過去最高記録!! 書き手も13人 → 19人へと一気に増えて大所帯に!٩( ‘ω’ )و
ということで、今年も福袋特集の総まとめを大発表! プロの福袋記者たちが自信を持って「これは買い!」とイチオシする福袋とは何なのか? 担当した本数順でどうぞ!!
・【K.Masami(24本)→ ルピシア福袋2020 松】
「狂ったようにはしゃぎ回るトトロ入りの “どんぐり共和国” やオリジナルキャリーケースに入った “サンリオ” 福袋なども捨てがたいが、今回はルピシアを推したい。記事を書かない時でさえ、毎年必ずルピシアの福袋は購入している記者。これまで「竹」「梅」は経験済みだったが「松(1万800円)」を手にしたのは、はじめてだ。
「竹」「梅」も非常に満足度が高く、全くケチの付け所はないが「松」はレベルが違っていた。箱を開けた瞬間、圧倒的な存在感を放つ高級な紅茶たち。それはまさしく王者の風格……! ルピシアの福袋は高ければ高い程良い、そのことを知れただけで2020年も良い1年になりそうな気がしている」
【沢井メグ(15本) → イオンのレディース福袋】
「私(沢井)がご紹介した15袋のうち、おすすめの福袋はストレートにいえば質良し、量良し、価格良しと3拍子揃ったトイザらスのレゴの福袋……と言いたいところだが、その良さは毎年の争奪戦から皆様ご存知のことだろう。
ということで今回は完全にダークホースだった「イオンのレディース福袋」を推したい。スーパーの洋服といえば「無難、何ならダサい」くらいのイメージが強いが、その偏見を打ち破ってくれたのがこの福袋だ。
ジュンコシマダの洗練されたデザインでありながら、イオン=日常でも浮かないといういい感じの落としどころ。オシャレ上級者テク、そして上級イオン国民的ファッションと言えるだろう」
【K.ナガハシ(本数11本) → ボーネルンド】
「今年私が買った福袋は、どれもお得でハズレが無かった。その中でも、特にこだわりが際立っていたのが、子供向けおもちゃブランド『ボーネルンド』の福袋(3300円)である。
開封前は「3300円だし、まぁ子供用のおもちゃだから……」と全く期待していなかったのだが、商品を見れば見るほど、子どもへの配慮が行き届いていることがわかり思わず感心。また、品数がちょうど良いところも好印象だった。ぜひまた来年もチェックしたい」
【ショーン(本数11本) → ルミネtheよしもと】
「もっとも “福” を感じたのは『ルミネtheよしもと』。中身が見えないタイプなのでドキドキしながら開けてみたら一見、ネタにもできないほど微妙な内容。「なんだよコレ……松本動いてくれないかな」とか思っていたら、まさかの大当たりが発覚し大歓喜!」
【佐藤英典(本数10本) → ラオックス「プラモデル ベジータ様 袋」】
「何かあるとは思っていたが、まさかネズミ嫌いのアイツが入っているとは思いもよらなかった。今年はネズミ年なんだが……」
【P.K.サンジュン(本数10本) → ヴィレッジヴァンガード「ブラック福袋」】
「もはや福袋は「中身がわかっているのがあたり前」となっている。そんな中、どれだけゴミでも怒られない……いや、それどころか喜んでもらえるのがみんな大好きヴィレッジヴァンガードだ。
2020年は福袋全10種類を購入し、もしかしたら眠っているかもしれないお宝を探したが、結果的には大惨敗。それでもヴィレヴァン以上に、開封のたびワクワクさせてくれる福袋は無かった。自分の金なら2度とやらないことはさておき、ヴィレヴァン……また来年も戦おうぜ」
【GO羽鳥(10本) → MOUSSY(マウジー) 】
「昨年もモウシー(マウジー)を激推ししたが、なんと今年のオススメもモウシーだ。お得度、点数、ワクワク感、チャレンジングな服も適度に入っておきながら、実用的な服も入れてくる……と、完璧に近い福袋だった。
最後まで迷ったのが、YECCA VECCA(イェッカヴェッカ)の福袋。実に使い勝手の良い服がセレクトされていた。根っからのワンピ好きなので、やっぱりワンピが入っていると印象に残る。来年も買うぞ〜٩( ‘ω’ )و」
【砂子間正貫(9本) → BIRTH JAPAN】
「今年は、悪党ファッションBIRTH JAPANの「悪羅悪羅ハズレなし福袋」に一票を投じたい。秒速で悪人になれる最凶セットアップジャージは、意外にも生地の質感が良くて着心地抜群。上下セットで3666円は良心的だし、モチベーションを上げるトレーニングウェアとしても使えそう。ただし……着るだけで迫力が生まれるかどうかは本人次第だ」
【江川資具(9本) → M’s(エムズ)】
「欲しいものなど何一つ入っていない。最初からそれはわかっている。それなのに、買うと楽しいしテンション上がるのがM’sの福袋。今年はまさかのワイヤレスな振動するやつでぶち上がりましたね。こういうギミックは大事。もう今から来年のM’sが楽しみですよ」
【あひるねこ(9本) → ヴィレッジヴァンガード「パープル福袋」】
「まさかヴィレヴァンの福袋を選ぶ年がやってくるとは夢にも思わなかったが、これは事実だ。1年のゴミをすべてブチ込んだかのような悪夢の如きヴィレヴァン福袋の中で、このパープル福袋だけは慈愛の光を放っていた。ゴミが1つも……入っていない……! そう、私は令和屈指の奇跡に救われたのである。まあ他がこの世の終わりすぎて感覚が麻痺していただけの気もするが」
【中澤星児(8本) → 宇宙村福袋】
「コスパや実用性よりも大事なものがある。それは夢だ。宇宙村の福袋には夢とロマンが詰まってる。あと宇宙人もいる。本物だ偽物だそんなことはどうだっていい。中身を明示するかどうかも二の次だ。まずは、人をワクワクさせようという気持ち。今の福袋の多くに足りてないものが宇宙村にはある」
【和才雄一郎(8本) → モロゾフ】
「去年の福袋まとめ記事で、私はこう書いている。「福袋で大事なのは ”こんな商品がこの世にあったのか” っていう発見をどれだけ出来るかどうか」と。おそらく、去年の私はまだ余裕があったのだろう。上のようなことを書いてるなんて、そうに違いない。
そして今年。いま私が思うのは、福袋において「入手の手間」がめちゃくちゃ重要だってことだ。つまり、手に入れるのにそれほど疲れないこと。加えて、価格、内容ももちろん大事。それらを総合的に評価すると、モロゾフはかなり穴場だと思う。
ちなみに、私がモロゾフの福袋を買うのは今年で2回目で、内容は去年とほぼ同じ。にもかかわらず、ガッカリ感は皆無。むしろ「来年も買おう」と思ってしまうのは、総合点が高いからである。マジでおすすめ」
【原田たかし(7本) → ニューバランス】
「スポーツブランドをいくつか買ったが、ニューバランスはノーマークながら大当たり。ゴミをぶちこむ福袋もあるなか、すべて即戦力のラインアップで満足だった。あと最近少なくなってきた「中身は開けてからのお楽しみ」系というのも福袋らしくよかった」
【亀沢郁奈(6本) → アインズトルペ】
「近年では主流になっている『中身が見えるタイプ』の福袋に対して、「ソレ福袋っていえるの?」という葛藤を抱いていた私。しかし……だがしかし……今年購入した福袋の中で圧倒的に「買ってよかった」と感じたのは、中身スッケスケ『アインズトルペ』の福袋だったのでした。もう1袋買っとけばよかったな〜!」
【グレート室町(5本) → 東急ハンズ「男のストレス発散福袋」】
「筆者が購入した福袋のなかで最もイカしていたのは、東急ハンズ「男のストレス発散福袋」だ。パンチングバッグ、パンチンググローブ、サウナスーツがセットになった福袋。
なんだかんだで年末年始は家の中で過ごして体がなまりがち。こういう「体を動かして遊ぼうぜ」的な福袋は正月太り解消にもってこいだ。フード系の福袋と併せて買うといいかも?
なおバッグやグローブは決して本格的なものではないが、3800円という価格でこれだけ遊べれば文句なし。大満足でした~!」
【伊達彩香(4本) → 2020コスプレ福袋・銅】
「着物にコスプレ、開運、パワーストーンと変わり種な福袋ばかり買った筆者のイチオシは、8000円の「コスプレ福袋」だ。着物コーデ福袋もお得感満載でオススメしたいが、中身の充実ぶりに加えて「自分では絶対に選ばないもの」が多数入っていた点でコスプレ福袋が一歩上を行っていた。新年早々「新しい自分」に出会いたい人には是非とも挑戦して欲しい福袋だった」
【冨樫さや(3本) → ナルミ】
「少ない執筆本数からだが、『ナルミ』は本当によかった。福袋は「店の売れ残りを都合よく処分する機会」という印象が覆った。実際、SNSやネットニュースがない時代は、もっとがっかりするような福袋が多かったような気がする。『ナルミ』は普段は正規の価格で流通しているものを福袋にしていたので、実用的だし確実にお得。福袋、ハマりそう……」
【小千谷サチ(2本) → 東急バス「ノッテちゃん福袋」】
「今年は2袋しか購入することができなかったが、過去5年に買い漁った福袋と比べても、この『ノッテちゃん福袋』は「優寄りの良」の判定を下せるものだった。昨年とは内容がガラッと変っていたし、目玉商品らしきものもちゃんと入っていた。「これは使えない……」と力が抜けるものもなかった。ノッテちゃんファンではないけれど、十分楽しめました! 来年も楽しみ!!」
【西本大紀(2本) → 成城石井「こだわり食品セット」】
「実はまだもったいなくて中身のものを味わっていないが、所有感だけで満足している。「成城石井」の福袋が家にあるというだけで、門松並みの心強さを感じている。約3000円というお手頃な価格で手に入れられることを知れたのは大きい」
──以上、総勢19人、163記事のまとめでした! ぜひとも来年の福袋の購入の参考にしてください。最後に、今年もロケットニュース24の福袋特集を見てくれてありがとうございました! おそらく来年もやりますので、どうぞよろしくおねがいしますm(_ _)m
執筆:ロケットニュース編集部
Photo:Rocketnews24.