11月23日は「勤労感謝の日」……と同時に「牡蠣の日」でもある。栄養豊富な牡蠣をたくさん食べて日頃の仕事の疲れを癒してくれよな! という理由で全国漁業協同組合連合会が制定したらしい。栄養豊富なのは間違いないだろうが、実は筆者、あまり牡蠣が得意ではない。

それにもかかわらず、どう~しても定期的に食べたくなる「牡蠣ラーメン」があるのだ。牡蠣好きの方であれば知っていて当然な店だろうが、私と同じように牡蠣が苦手な人にこそ この絶品ラーメンを紹介したい。ウマいんだ、これが。

東京・錦糸町から歩いて数分のところにある『麺や 佐市』が件(くだん)の店だ。”ザ・裏路地” な場所にひっそりと店を構えているので、知る人ぞ知る名店……と思いきや、様々なレビューサイトで高評価を得ているので、都内のラーメンファンなら知っている方も多いだろう。

店先の張り紙には、ラーメンの特徴と店主のこだわりがこと細やかに記されている。要約すると「化学調味料の代わりに牡蠣の旨味を使ったら超うまいラーメンできちゃった。ちょっと高いけど、まあ食べてみてよ。自信あるよ」といったところだろうか。


そのラーメンこそが、900円で提供されている「牡蠣・拉麺(かき・ラーメン)」だ。

トッピングは牡蠣2つ、かいわれ大根、白ネギ、糸唐辛子、そしてどっさりと盛られた刻み海苔。

とろっとろでクリーミーなスープを飲んでみると……もう、これでもか! というぐらい凝縮された超濃厚な牡蠣のだしが口の中に広がる。普段ならラーメンのスープを飲むのはほどほどにするが、栄養豊富な牡蠣エキスが入っているかと思うと罪悪感も薄れ、レンゲを動かす手が止まらない!

麺は中太タイプのほぼストレート麺。ちぢれている麺の方がスープは良く絡まるが、そもそも この牡蠣スープがとろみがかっているため、十二分に麺に絡んでくる。

それでも「牡蠣エキスよ、もっと絡んでこいよ!」と願うのなら、刻み海苔の出番です。この刻み海苔をザザッとスープにくぐらせるとスープを吸ってくれるので、麺と一緒にすすれば口の中の “牡蠣度” が大幅にアップ。言うまでもなく、海苔の磯風味と牡蠣スープとの相性は◎!

さて、私の苦手な牡蠣……。いや、牡蠣の味自体は嫌いではないのだが、あの「食感」が苦手なのだ。特に生牡蠣だと “ぬるっ” “ちゅるっ” としているのがどうにも好きになれない。

──が! そんな私でも、ここのラーメンの乗っている牡蠣が食べられるのは、バターでソテーしてくれているからだ。ほどよく火が通っているだけでなく、バターの風味と濃厚なスープのおかげで牡蠣独特の生臭さを感じさせない。

・牡蠣トッピングなし「らぁ麺」もある

「いや、ソテーしてても牡蠣は無理ぃぃ!」という方は、「らぁ麺」というメニューにチャレンジしてみてほしい。牡蠣だしのスープはそのままで、トッピングは牡蠣の代わりにチャーシューが入っている。牡蠣が苦手な私もこのラーメンから入門し、今や看板メニューの「牡蠣・拉麺」の中毒者となった。

え? 「牡蠣だしのスープも無理」って? 牡蠣は栄養が豊富なんですぞ。たまには “牡蠣パワー” で日頃の疲れを癒してみてはいかが。

・今回ご紹介した飲食店の詳細データ

店名 麺や 佐市
住所 東京都墨田区錦糸4-6-9
時間 月~木 11:30~23:30 / 金・土 11:30~24:00 / 日・祝 11:30~22:00
休日 無休

Report :ショーン
Photo:RocketNews24.